
Facebookはシアトル地区のオフィスでAmazonのAlexaに対抗する仮想アシスタントを構築中
ナット・レヴィ著

編集者注:この記事はFacebookからの声明に基づいて更新されました。
Facebook は、競争の激しい仮想アシスタントの競争に参入する次のテクノロジー大手になるかもしれない。
Facebookが独自のデジタル頭脳を開発中だと最初に報じたのはCNBCで、同社のビデオチャットデバイス「Portal」やバーチャルリアリティヘッドセット「Oculus」と連携する可能性があるという。この開発はワシントン州レドモンドにある同社のキャンパスで行われており、マイクロソフトのすぐ近くだ。
デジタルアシスタントの取り組みを率いるのは、LinkedInでの肩書きがAR/VRおよびFacebookアシスタント担当ディレクターのアイラ・スナイダー氏です。スナイダー氏はFacebookに入社して2年弱、AR/VRプロジェクトの様々なチームで活躍してきました。また、マイクロソフトでは23年間、ロボット工学、自然言語処理など、様々なプロジェクトに携わってきました。
Facebookは、音声アシスタント技術に取り組んでいることを認め、次のような声明を発表した。「当社は、Portal、Oculus、そして将来の製品を含むAR/VR製品ファミリー全体で機能する可能性のある音声およびAIアシスタント技術の開発に取り組んでいます。」
Facebookの急成長中のレドモンドキャンパスは、同社の研究開発活動において重要な役割を果たしています。求人サイトを見ると、音声関連プロジェクトに関連する求人がいくつか見つかりますが、バーチャルアシスタント関連の取り組みを具体的に示唆するものはありません。
Portalはすでに音声アシスタント機能を備えており、「Hey Portal」という起動フレーズで起動できます。また、Alexaとも連携しています。
Facebookは、競争の激しいバーチャルアシスタント市場で足場を固めるには、厳しい戦いに直面するだろう。同社は近年、複数のプライバシースキャンダルに直面している。さらに、他のバーチャルアシスタント開発チームが一部の会話を盗聴していたという最近の暴露も加わり、Facebookがユーザーにデジタル脳を自宅に持ち込ませるのは容易ではないだろう。
eMarketerによれば、AmazonとGoogleは合わせてスマートスピーカー市場のおよそ97%を支配しており、AppleやSamsungなどの企業が参入できるのはわずかな部分だけだ。