
AIへの楽観的な見方により、マイクロソフトの株価は1株500ドルを超える。次は同社が4兆ドルクラブに加わることになるのだろうか?
トッド・ビショップ著

マイクロソフトの株価は水曜日に初めて500ドルを超えて取引を終えた。ウォール街がAIブームにおける同社の役割にますます期待を寄せる中、これは象徴的な節目となる。
レドモンドに本社を置くNVIDIAの時価総額は3.7兆ドルを超えており、ウェドブッシュのアナリストは木曜日の朝、同社の時価総額が4兆ドルに近づいていると予測した。これは、NVIDIAが今週初めにAIチップの需要に牽引され、一時的に達成した数値である。
「マイクロソフトも今夏、時価総額4兆ドルの大台に乗り、その後18カ月で5兆ドルの大台に焦点が当てられるだろう」とウェドブッシュのアナリスト、ダン・アイブス氏と同僚は顧客向けメモに記し、AI主導のハイテク強気相場はまだ初期段階にあるとの見方を示した。

マイクロソフトは、Microsoft Copilot、Office、GitHubなど、クラウドサービス全体にわたってAIへの投資を行っています。また、OpenAIとの注目度の高いパートナーシップからも、関係が進展する中で引き続き恩恵を受けています。
同社は最近終了した会計年度で年間800億ドルの設備投資を行い、AIインフラに多額の資金を費やしている。
同時に、マイクロソフトは効率性向上を理由に、過去数ヶ月で約1万5000人の人員削減を進めている。水曜日に記者団に対し、マイクロソフト社長のブラッド・スミス氏は、AIは人員削減の「主要な要因ではない」と述べた。
ブルームバーグ・ニュースの報道によると、マイクロソフトは昨年、コールセンターでAIを活用することで5億ドル以上を節約し、従業員と顧客の満足度も向上させたという。同報道は、最高商務責任者のジャドソン・アルトフ氏による社内プレゼンテーションを引用している。
マイクロソフトは水曜日、最新のAIイニシアチブとして、5年間で40億ドルを投じる新プログラム「Microsoft Elevate」を通じて、学校や非営利団体のAI導入を支援すると発表した。資金と技術の寄付を含むこのプログラムは、今後2年間で2,000万人にAIスキルを習得させることを目指している。