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シーゲンCEO、家庭内暴力疑惑で休職、株価は8%下落

シーゲンCEO、家庭内暴力疑惑で休職、株価は8%下落

シャーロット・シューベルト

クレイ・シーガル。(シーゲン・フォト)

ワシントン州ボセルに本社を置くバイオテクノロジー大手シーゲンのCEO兼社長兼会長のクレイ・シーガル氏は、同社が家庭内暴力の疑惑を調査するため休職する。

「当社は、シーガル博士の自宅で最近起きたとされる家庭内暴力事件を認識している」とシーゲン氏は月曜日のプレスリリースで述べた。

声明によると、シーガル氏はこれらの疑惑を否定し、離婚手続き中であることを同社に伝えた。

シーゲン社は法律事務所の支援を受け、調査委員会を設置した。シーゲン社の最高医療責任者であるロジャー・ダンジー氏が暫定CEOに任命された。

「当社は従業員の行動規範を高く設定しており、あらゆる形態の家庭内暴力を非難しています。今回の申し立てを極めて深刻に受け止めています」と、シーゲンの指名・コーポレートガバナンス委員会の委員長であるナンシー・シモニアン氏は述べています。「現時点では事実関係はまだ不明確であり、当社の判断は調査結果に基づいて下されることになります。」

株価は月曜日に8%以上下落した。

シーガル氏は、1998年に当時シアトル・ジェネティクス社という社名だった同社を共同設立して以来、CEOを務めています。同社初の抗がん剤「アドセトリス」は2011年に承認され、現在では4つの製品が販売されており、シアトル地域、カナダ、スイス、ヨーロッパで2,800人の従業員を擁しています。また、シアトル北部に27万平方フィートの製造施設を建設する新たな計画も進行中です。シージェン社の時価総額は200億ドルです。

シーガル氏は以前、ブリストル・マイヤーズ スクイブ製薬研究所と国立がん研究所に勤務していました。また、シアトルに拠点を置くウモジャ・バイオファーマの取締役会長も務めています。(編集者注:シーガル氏は5月11日にウモジャの取締役を辞任しました。)

シージェン入社以前、ダンジー氏はメルク社で臨床腫瘍学研究担当シニアバイスプレジデント、ギリアド・サイエンシズ社でバイスプレジデント、アムジェン社でグローバル開発担当エグゼクティブメディカルディレクターを務めていました。ダンジー氏は2018年にシージェンに入社しました。