
Nuance、車載音声認識ソフトウェアの改良に向けTweddle Connectを8000万ドルで買収
テイラー・ソパー著
Nuance Communicationsは本日、Tweddle Connectを8,000万ドルの現金で買収したと発表した。
この買収により、2011年10月にシアトル地域の新興企業Swypeを1億250万ドルで買収したNuanceは、Tweddle Connectの車載音声ソフトウェア配信プラットフォームを活用できるようになる。
Tweddle Connectは、ミシガン州に拠点を置くTweddle Groupのコネクテッドサービス部門で、ベルビューにオフィスを構えています。同社は、BingやPandoraなどのサードパーティ製アプリケーションやコンテンツを集約し、運転中の視聴向けにパッケージ化しています。同社の技術は、既にトヨタ車とレクサス車の車載エンターテイメントサービスに搭載されています。
Nuance の音声認識ソフトウェアは毎年 2,000 万台以上の自動車に組み込まれており、その顧客にはアウディ、BMW、クライスラー、フォード、ゼネラルモーターズ、ヒュンダイ、トヨタなどが含まれています。
「NuanceとTweddle Connectの戦略的統合により、サードパーティ製アプリケーションやウェブサービスといった重要なコンテンツカテゴリーをコネクテッドカーシステムに取り込む能力が大幅に向上します」と、Nuance Mobileのエグゼクティブバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーであるマイケル・トンプソン氏はプレスリリースで述べています。「今回の買収により、Nuanceはコネクテッドカーシステムの価値と利便性を向上させる機会を得ると同時に、ブランド化された差別化されたコネクテッドカー体験に必要な要素を自動車メーカーに提供する能力を加速させます。」
取引は2013年第3四半期に完了する予定です。Nuance社とTweddle社に連絡を取り、Tweddle社のベルビューオフィスの状況を確認しました。回答が得られ次第、改めてお知らせいたします。(午後3時40分更新: Nuance社はTweeddle社のベルビューオフィスの従業員に関する計画を明らかにしていません。Nuance社はシアトルに大規模な研究開発オフィスを有しています。)
今月初め、Nuanceのバイスプレジデントであり、元Swype CEOのマイク・マクシェリー氏を、初めての生放送ラジオ番組にゲストとしてお迎えしました。マクシェリー氏は、Swypeの技術をiPhoneで動作させるため、当時AppleのiOS担当シニアバイスプレジデントだったスコット・フォーストール氏とSwypeが協議していた舞台裏の話を語ってくれました。