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PSL-Fortiveスタジオの最新スピンアウト企業Genbaが産業用作業音声アプリの開発資金を調達

PSL-Fortiveスタジオの最新スピンアウト企業Genbaが産業用作業音声アプリの開発資金を調達

テイラー・ソパー

現場共同創業者のブルース・カウフマン氏とエモリー・サリバン氏。(現場写真)

新たなスピンアウト企業: Genbaは木曜日にステルスモードを脱し、産業労働力向けに開発したソフトウェアを公開しました。同社は、パイオニア・スクエア・ラボ(PSL)と上場産業大手フォーティブが運営するシアトルのスタートアップ・イノベーション・スタジオからスピンアウトした最新の企業です。フォーティブはGenbaのシードラウンドに投資を行いました。資金調達額は非公開です。

技術:  Genbaのモバイルアプリは、保守チームが現場で作業を完了し、企業固有の語彙を学習した音声認識によって知識を獲得するのに役立ちます。従来の紙とペンによる記録方法に代わる、情報収集と共有の改善を目指しています。5人の従業員を抱える同社は、GE Powerを含む複数の大手顧客を抱えています。

「これらの労働者はコンピュータにアクセスできず、小さな電話で入力できない、または入力したくない場合が多いため(たとえば、手袋をしている)、Genbaは、専門用語やノイズによってほとんどの音声システムが制限される産業環境で正確に使用できる音声ファーストのUIを設計しています」とGenbaのCEO兼共同創設者であるブルース・カウフマン氏は述べています。

リーダーシップ: カウフマン氏は、コバルト・テクノロジーズ、デュポン、フルーク、モダスで勤務した後、8月にPSLにアントレプレナー・イン・プレジデントとして入社しました。彼はエモリー・サリバン氏と共にGenbaを設立しました。サリバン氏もフルークで勤務し、フルークを所有しシアトル地域に拠点を置くフォーティブで1年間勤務しました。

スタジオ:PSLは昨年、新製品の開発と新会社の設立を目指してFortiveと提携しました。最初のスピンアウト企業であるTeamSenseは、雇用主が職場でCOVID-19の症状を追跡するのに役立つソフトウェアプラットフォームを昨年夏に立ち上げました。2つ目のスピンアウト企業であるQuivrは、噴霧消毒剤の適切な使用を検知し、徹底的な清掃レポートを生成できるAI搭載スマートカメラツールを開発しています。

FortiveとPSLは、共同でスタートアップを立ち上げる際に株式を取得します。このモデルにより、最終的にベンチャーキャピタルの支援を受けて独立した企業となるか、Fortive自身に買収されるかのいずれかの形態をとる企業を設立することが可能になります。