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テクノロジー動向:リアルネットワークスがビル・パトリツィオをコンシューマーメディア社長に任命、エリック・セルバーグがアンペリティに入社、など

テクノロジー動向:リアルネットワークスがビル・パトリツィオをコンシューマーメディア社長に任命、エリック・セルバーグがアンペリティに入社、など

カート・シュロッサー

ビル・パトリツィオ
ビル・パトリツィオ(シルバーウッド・パートナーズ経由)

リアルネットワークスは、メディア業界のベテランであるビル・パトリツィオ氏を同社の消費者メディア事業の社長に採用したと、月曜日に発表した。

ニュースリリースによると、パトリツィオ氏はRealのPC向けRealPlayerグループとIPライセンス事業の戦略・管理を担当する。また、Realの新しいRealMedia HDコーデック技術のグローバル展開とマーケティングも担当する。

パトリツィオ氏はシアトルを拠点とし、CEOのロブ・グレイザー氏に報告する。

「ビルがRealに加わり、コンシューマーメディアグループを率いてくれることを大変嬉しく思います」と、創業22年の同社の創業者である グレイザー氏は述べた。「メディアとテクノロジーの交差点におけるビルの豊富な経験、価値創造の実績、そしてデジタルメディアへの情熱は、彼を当社のシニアリーダーシップチームにとって素晴らしい人材にしてくれるでしょう。」

パトリツィオ氏は、2013年に自身が設立したコンサルティング会社Opaka Partnersで約4年間勤務しました。それ以前は、英国に拠点を置くデジタルメディアソフトウェアおよびサービス企業であるRed Bee MediaのCEOを務めていました。また、テクニカラーSAの放送サービス部門の社長を務めたほか、ディズニー、ユニバーサルスタジオ、シーグラム、ケロッグなどのメディアおよび消費者製品企業で幹部を務めました。

「私は90年代後半にディズニーに勤務していた頃からリアルネットワークスに注目しており、同社のビジョンと先駆者精神に常に感銘を受けてきました。長年の業界経験をこの役職に活かし、当社が今後も限界を押し広げ、消費者を刺激する魅力的な製品を提供し続けられるよう貢献できることを楽しみにしています」とパトリツィオ氏はニュースリリースで述べています。

エリック・セルバーグ
エリック・セルバーグ。

—シアトルを拠点とするマーケティングエンタープライズソフトウェアのスタートアップ企業であるAmperityは、 Erik Selberg氏を機械学習担当副社長に任命しました。

1995年、セルバーグはワシントン大学でコンピュータサイエンスとエンジニアリングの博士号を取得しながら、ウェブ初の並列検索エンジンであるMetaCrawlerを開発しました。また、MicrosoftのBingの初期バージョンにおける関連性とパーソナライゼーションの開発にも携わり、その後Amazonの小売企業向けデータウェアハウス、商品マッチング、検索アグリゲーションチームを率いました。

「企業が膨大な量のデータを保有する世界に生きていることは明らかです。今、課題となっているのは、そのデータを有効かつスケーラブルに活用するためのスマートシステムの導入です」と、AmperityのCEOであるカビール・シャハニ氏はニュースリリースで述べています。「エリックは、大規模データとディープラーニングの両方の経験を持つ稀有な人材です。これらはAmperityプラットフォームの基本的な概念であり、製品開発を進める中で、彼の専門知識とリーダーシップをチームに迎えられることを大変嬉しく思います。」

ミシェル・ハフ
ミシェル・ハフ(LinkedIn経由)

—ポートランドを拠点とするマーケティングオートメーション企業、Act-On Software は、ミシェル・ハフ氏を最高マーケティング責任者に任命しました。

ハフ氏は17年以上の経験をAct-Onに持ち込み、SalesforceやOracleといった企業に対し、顧客とテクノロジーソリューションを結びつけ、ビジネスの成長を支援してきました。直近では、Salesforceグループのマーケティング担当バイスプレジデントを務めた後、Data.com部門のジェネラルマネージャーを務めました。

Salesforce 入社前、Huff 氏は Oracle でシニア ディレクター、Stellent (Oracle に買収) でシニア プロダクト マーケティング マネージャーを務めていました。

「企業が顧客の生涯価値(TTLV)に注力し直す中で、今日、あるトレンドが生まれています。企業はようやく、マーケティングは販売時点で終わるものではないことに気づき始めているのです」とハフ氏はニュースリリースで述べています。「ブランド認知度の向上、需要の喚起、そして顧客関係の拡大に必要なテクノロジーソリューションは、よりスマートで、より繋がり、そして包括的になってきています。Act-Onは、今日そして将来のマーケティングにおけるこうした幅広いニーズに対応できる独自の立場にあります。」