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ウィスコンシン大学、麻痺した手足を修復する埋め込み型デバイスの開発に1600万ドルを獲得

ウィスコンシン大学、麻痺した手足を修復する埋め込み型デバイスの開発に1600万ドルを獲得

テイラー・ソパー

CSNEの研究者たちは、脳卒中や脊髄損傷患者の運動機能回復のための埋め込み型デバイスに使用できる柔軟な神経記録繊維を研究している。写真提供:ワシントン大学。
CSNEの研究者たちは、脳卒中や脊髄損傷患者の運動機能回復のための埋め込み型デバイスに使用できる柔軟な神経記録繊維を研究している。写真提供:ワシントン大学。

ワシントン大学の研究者らは今週、全米科学財団から4年間で1600万ドルの助成金を獲得し、脊髄損傷や脳卒中患者の運動能力回復を助ける埋め込み型機器の開発を継続する。

ウィスコンシン大学が主導し、マサチューセッツ工科大学、サンディエゴ州立大学、その他のパートナーの研究者も参加する感覚運動神経工学センター(CSNE)は、進行性または外傷性の神経疾患を患う人々の脳または神経系の領域間で信号を送信し、麻痺した手足を蘇生させるのに役立つデバイスの開発に取り組んでいます。

UW News はこれらのデバイスを次のように説明しています:

これらのデバイスは、例えばカップを拾うために手を動かすといった、人が意図を持った際に脳から発生する電気信号を記録し、解読します。また、その情報を無線で送信することもでき、脳や神経系の損傷部位を迂回する新たな人工的な経路を作り出すことができます。

2011年にNSFから1,850万ドルの助成金を受けて設立されたCSNEの研究者たちは、5年以内にこれらのデバイスをヒトで試験することを望んでいます。NSFからの新たな資金は、CSNEのアウトリーチプログラムの拡大にも役立つでしょう。

「CSNEへの今回の資金提供の更新により、閉ループ神経インターフェースの分野をさらに発展させることができます」と、CSNE副所長のチェット・モリッツ氏は声明で述べた。「私たちは素晴らしいエンジニアと神経科学者のチームを擁し、緊密に連携して研究を進めています。これらの野心的な目標を達成するには、NSFからの継続的な支援が不可欠です。」