
ワシントン州上院議員、マーク・ザッカーバーグ氏はフェイスブックのユーザーデータスキャンダルについて「沈黙すべきではない」と発言
モニカ・ニッケルズバーグ著

マリア・キャントウェル上院議員(ワシントン州民主党)は、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEOに対し、ここ数日同社を揺るがしているスキャンダルについて証言するよう求める議員らの声に加わった。
ワシントン・ポスト紙主催の人工知能イベントで講演したキャントウェル氏は、ケンブリッジ・アナリティカがドナルド・トランプ大統領の選挙活動を支援するため5000万人のユーザーデータを不正にアクセスしたとの報道を受けてザッカーバーグ氏が沈黙していることを批判した。
「この件については、本当にたくさんの人の意見を聞きたいです」とキャントウェル氏はケンブリッジ・アナリティカに関する質問に答えて述べた。「ザッカーバーグ氏は、テクノロジーの将来やこの分野で直面している課題について議論し、議論に加わるべきであり、沈黙を守るべきではないと思います」
デイリー・ビーストによると、Facebookは火曜日に全社会議を開催したが、ザッカーバーグ氏とCOOのシェリル・サンドバーグ氏は出席しなかった。広報担当者は同紙に対し、サンドバーグ氏とザッカーバーグ氏はケンブリッジ・アナリティカ問題に「24時間体制で取り組んでいる」と述べた。Facebookはプラットフォームから同社を一時的に利用停止にし、漏洩に関する調査を行っている。
キャントウェル氏は、このスキャンダルと、Facebookが選挙に影響を与えるためにどのように広く利用されているかについて、ザッカーバーグ氏に説明を求めている多くの政治家の一人です。英国議会はザッカーバーグ氏に議会での証言を求めており、マサチューセッツ州とニューヨーク州の司法長官もこの事件を調査しています。オレゴン州選出のロン・ワイデン上院議員はザッカーバーグ氏宛ての書簡の中で、「ケンブリッジ・アナリティカがFacebookのデフォルトのプライバシー設定を利益と政治的利益のために容易に悪用できたこと」は、「Facebookのビジネス慣行と、消費者の個人情報を収益化することの危険性」について深刻な疑問を提起すると述べています。