
解任されたヤフーCEOキャロル・バーツ氏は、マイクロソフトの検索事業は最終的には利益をもたらすだろうと語る
トッド・ビショップ著

キャロル・バーツ氏が今週初めにヤフーのCEOを解任されて以来、彼女の色彩豊かな言葉遣いが話題になっている。
「この人たちは私を騙した」と彼女は今日、フォーチュン誌との独占インタビューで、カリフォルニア州サニーベールの同社の取締役会について言葉を濁さずに語った。
しかし、彼女の注目を集める言葉の裏には、同社の CEO としての任期を決定づける瞬間となるかもしれない、インターネット検索および広告事業でマイクロソフトと提携するという決断についてのバーツ氏の興味深い主張がある。
フォーチュンのパトリシア・セラーズ氏がバーツ氏のこの取引に対する見通しを次のように説明している…
バーツ氏の見方では、ヤフーとマイクロソフトの検索事業提携(2年前にコスト削減のために交渉した)は、ヤフーがマイクロソフトに検索収益の12%を支払うことになり、現在の成長は制限されるものの、長期的には同社のプラスとなる。取締役たちの焦燥感は、彼女が就任する前の2007年に、ヤフーをマイクロソフトに売却するという有利な取引を断った際に受けた批判に起因している、とバーツ氏は指摘する。「取締役会は、国内最悪の取締役会とレッテルを貼られてひどく動揺していました」とバーツ氏は言う。「今や、彼らは自分たちが愚か者ではないことを示そうとしているのです。」
この契約に基づき、マイクロソフトはヤフーの基盤となる検索技術と広告インフラを担当する。バーツ氏は4月、マイクロソフトのアドセンターの「技術的制限」により、検索結果横の広告のクリック数が予想よりも少なく、ヤフーの収益に影響を与えていると述べた。