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Uberの空飛ぶ車プロジェクトが始動、同社はUber ElevateチームにNASAのエンジニアを採用

Uberの空飛ぶ車プロジェクトが始動、同社はUber ElevateチームにNASAのエンジニアを採用

ジリアン・スタンファー

(Uberイメージ)

Uber の空飛ぶ車のビジョンがさらに明確になった。

ブルームバーグ・ニュースによると、この配車サービスは、NASAのベテランエンジニアであるマーク・ムーア氏を航空エンジニアリング部門のディレクターに採用した。ムーア氏は垂直離着陸機(VTOL)の開発をほぼ主導してきた。2010年には、この航空機に関するホワイトペーパーを発表した。

昨年10月、Uberは空飛ぶ車に関する独自のホワイトペーパーを発表し、この技術が交通にもたらすであろう改善点と、直面するであろう課題の両方を詳述しました。このホワイトペーパーでは、「Uber Elevate」と呼ばれるプログラムと、その機体設計の詳細が説明されています。

「Uberは、世界中の都市で人々が感じている通勤の苦痛に寄り添っています」と同社は述べている。「この問題の解決に貢献することが、私たちの使命と乗客基盤へのコミットメントの中核であると考えています。高層ビルの建設によって都市が限られた土地をより効率的に活用できるようになったように、都市航空輸送は3次元の空域を活用して地上の交通渋滞を緩和します。」

(Uberイメージ)

ムーア氏はこの論文の寄稿者として挙げられていた。ブルームバーグに対し、同社のビジョンは素晴らしいと述べ、空飛ぶクルマに関してはUberが独自の立場にあると考えている。5500万人の利用者を抱える同社は、VTOL機が実際に収益を上げられる市場を代表している。

「この新しいエコシステムのリーダーとなり、都市型電動VTOL市場を実現する上で、当社より強力な立場にある企業は他に思い浮かびません」とムーア氏はブルームバーグに語った。

ムーア氏の配車サービスへの進出は空飛ぶ車への一歩となるが、設計、価格、航空交通規制など、多くの課題が残っていると同氏は述べた。つまり、近い将来、Uber Elevateがスマートフォンで利用できるようになるとは期待できないということだ。