
Microsoft for Startups は、5 億ドルの資金援助を受けて、起業家に Azure の時間と販売サポートを提供します。
トム・クレイジット著
マイクロソフトは月曜日、スタートアップ企業の事業立ち上げと同社のクラウドサービスエコシステムへの参入を支援するための新プログラムを開始し、BizSpark プログラムを全面的に見直し、キャッチーな新名称を与えた。

今後2年間、Microsoft for Startupsは、プログラムに参加するスタートアップ企業に対し、5億ドル相当の販売支援とAzureクレジットを提供します。スタートアップ企業1社あたり最大12万ドル相当のAzureクレジットが無償で提供されます。また、Microsoftのエンタープライズ営業チームによるサポートを通じて、プログラム参加スタートアップ企業の顧客開拓を支援します。これは、エンタープライズコンピューティング分野のスタートアップ企業が成功を目指す際によくある課題です。
同社はまた、スタートアップ企業に対し、Microsoft Reactorsなどのコミュニティスペースへのアクセスを提供する予定です。Microsoft Reactorsは、マイクロソフトの社員とスタートアップ企業が集まり、アイデアを共有し、共通の課題を解決する場です。このプログラムは国際展開しており、ロンドン、シドニー、テルアビブ、ベルリン、上海、北京にMicrosoft Reactorsを開設する予定です。
これまで、MicrosoftのBizSparkプログラムは同様の運営を行ってきましたが、Microsoft for Startupsは、Microsoftの成長とエコシステム担当コーポレートバイスプレジデントであるシャーロット・ヤルコーニ氏の指揮の下、複数の起業家向けプログラムを統合する形となるようです。より勢いのあるスタートアップ向けのプログラムであるMicrosoft Acceleratorsは、現在Microsoft ScaleUpに名称が変更されています。
Amazon Web Servicesは、Pinterest、Airbnb、Lyftといった前世代の成長スタートアップ企業を背景に、市場をリードするクラウドサービスを構築しました。MicrosoftとGoogleのクラウドサービスも、同世代のスタートアップ企業の中で一定の成功を収めてきましたが、大手クラウド企業は皆、次なる巨大スタートアップ企業を見つけ出し、それらのワークロードを自社のクラウドサービス上で確実に稼働させようと、奔走しています。