
このセンサー搭載の「スマート」バスケットボールは、プロのようにジャンプショットを決めるのに役立ちます
テイラー・ソパー著

ラスベガス — バスケットボールをする人なら、ほぼ全員がジャンプショットをもっと上手くなりたいと願っている。今、テクノロジーがそれを実現させている。
これまでの CES で私が気に入っているガジェットの 1 つは、94Fifty と呼ばれるセンサーを多数搭載したスマートなバスケットボールです。これは基本的に、シュートテクニックの向上を支援する仮想コーチとして機能します。
オハイオ州に拠点を置くスタートアップ企業InfoMotionが開発したこのボールは、外見は革張りで防水加工が施されており、ごく普通の見た目です。しかし、内部では魔法が起こります。モーション処理アルゴリズムがボールにかかる力(回転、加速など)を検知し、Bluetooth経由でコンパニオンアプリに即座にフィードバックを送信します。
最も役立つ統計情報は、ショットの弧度でしょう。同社によると、弧度は42度から48度の範囲であるべきだそうです。アプリでは音声による指示も表示されるので、ヘッドホンを装着したままショットを打つことができ、ショットごとにフィードバックを聞くことができます。
「その範囲内にいれば、統計的にボールがゴールに入る確率は高くなる」とインフォモーション社長のマーク・デイビソン氏は語った。
CES 2015で「ベスト・オブ・イノベーション」賞を受賞したこの技術は、バックスピン、シュートリリース速度、ドリブルの強度も測定できます。ボール本体のバッテリー駆動時間は8時間で、ワイヤレス充電が可能で、モバイルデバイスから最大90フィート(約27メートル)の範囲で動作します。また、InfoMotion社製の「スマートネット」は、シュート数を追跡できます。
ボールの小売価格は179.95ドル、ネットは19.95ドルです。ただし、94Fiftyのウェブサイトによると、ボールのバックオーダーは今夏まで延期されるようです。
このイノベーションは、スポーツ企業がセンサー技術を活用して技術向上を支援している好例です。同様のスタートアップ企業として、ゴルフ、テニス、野球のスイングに関するフィードバックを提供するセンサーを開発しているZeppもCESに出展しています。