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欧州委員会、Valveなどのゲームパブリッシャーに対し、ジオブロッキング疑惑で調査を開始

欧州委員会、Valveなどのゲームパブリッシャーに対し、ジオブロッキング疑惑で調査を開始

ジリアン・スタンファー

(バルブ画像)

欧州委員会はワシントン州ベルビューに拠点を置くビデオゲーム会社Valveを新たな独占禁止法調査の対象としていると当局が木曜日に発表した。

欧州委員会は、Valveのゲーム配信プラットフォーム「Steam」を利用するゲームパブリッシャー間の契約について調査を行っている。この契約は、消費者の居住地に基づいてビデオゲームの購入をブロックしているとされている。調査対象には、Valveに加え、バンダイナムコ、カプコン、フォーカスホーム、コッホメディア、ゼニマックスといったパブリッシャーも名を連ねている。

EU当局によると、出版社はSteamでゲームを購入するために必要な「アクティベーションキー」を使用して、消費者を地理的にブロックしたり、地域や国に基づいてゲームへのアクセスを制限したりしている可能性があるという。

EUの調査は、この慣行が「単一市場内でのいわゆる『並行貿易』を制限し、消費者が他の加盟国で入手できる安価なゲームを購入することを妨げることで国境を越えた競争を減少させることにより」EUの競争規則に違反するかどうかに焦点を当てている。

欧州委員会は木曜日、ASUS、デノン&マランツ、フィリップス、パイオニアといった電子機器メーカーに対する調査も発表した。欧州委員会によると、これらの企業は、家電製品やノートパソコンなどの製品について、オンライン小売業者による独自の価格設定を制限したことで、EUの競争ルールに違反した可能性がある。

オンライン小売業者は競合他社に合わせて価格を調整するため価格設定ソフトウェアを使用しているため、EUは、疑惑の行為は「それぞれの家電製品のオンライン価格全体に広範な影響を及ぼした可能性がある」と述べた。

Geekwire は Valve にコメントを求めており、返答があったらこの投稿を更新する予定です。