
プラネタリー・リソーシズとNASAがクラウドソーシングで小惑星探査に協力
ブレア・ハンリー・フランク著
シアトル地域の企業のおかげで、プログラマーたちはまもなくNASAのデータを使って小惑星を発見するチャンスを得ることになる。
小惑星採掘会社 Planetary Resources は本日、地球に近い軌道を持つ小惑星やその他の物体 (地球近傍天体 (NEO) とも呼ばれる) をより正確に検出するためのアルゴリズムを使用するコンテストへのスポンサーとして NASA と契約を結んだと発表した。
Google CEOのエリック・シュミット氏やヴァージン・グループの創業者リチャード・ブランソン氏など、多くのテクノロジー界の著名人から支援を受けているプラネタリー・リソーシズは、NASAと協力し、小惑星やその他の宇宙物体をより効率的に発見する方法の開発に関心を持つ人々に、天体調査データセットを提供します。また、NEO(近地球近傍天体)の最適な検出方法を見つけるためのコンテストも開催します。プラネタリー・リソーシズはコンテストの企画開発を担当し、NASAはコンテストの運営と、得られたアルゴリズムがNASAの探査プログラムの強化に活用できるかどうかの検討を担当します。

この研究は、小惑星の発見と採掘という Planetary Resources 社のミッションに役立つだろうが、小惑星を舞台にした災害映画が現実のものにならないようにしたいと願う人々にとっても有益だろう。
「私たちの使命は小惑星から貴重な資源を採掘することですが、宇宙探査に積極的に関わりたいという人々の関心を私たちは独自に理解しています。そして、私たちは常に、特に潜在的に危険な可能性のあるNEOに関する知識を深めるための、新しく革新的な方法を模索しています」と、プラネタリー・リソーシズの社長兼チーフエンジニアであるクリス・ルウィッキ氏はプレスリリースで述べています。
群衆の知恵は、Planetary Resourcesにとって目新しいものではありません。同社は最近、シアトルで最も革新的なスタートアップ企業10社に選出されました。今年初め、同社はクラウドファンディングによる宇宙望遠鏡ARKYDのKickstarterキャンペーンを終了しました。ARKYDは2015年に打ち上げ予定です。