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スカイプ、マイクロソフトとの買収が進む中、幹部を解雇

スカイプ、マイクロソフトとの買収が進む中、幹部を解雇

トッド・ビショップ

マイクロソフトCEOのスティーブ・バルマー氏とSkype CEOのトニー・ベイツ氏が5月に85億ドルの買収を発表。

Skypeは、マイクロソフトによる買収に先立ち、4人の副社長、人事・マーケティング責任者を含む複数の幹部を解雇したと報じられている。ブルームバーグ・ニュースは今夜、このニュースを報じ、ニュースサイトSkype Journalが当初報じた内容を確認し、さらに詳しく報じた。

この動きは、レドモンドのSkype史上最大規模の85億ドルの買収完了後、Skypeがマイクロソフト社内の独立した部門として運営される予定だったことを考えると、意外な一面と言える。大規模買収に伴う経営陣の交代は珍しくないが、Skypeが既存の幹部を留任させ、マイクロソフト社内で事業運営を継続することは理にかなった選択だったと言えるだろう。

ブルームバーグは匿名の情報源を引用し、今回の解雇により、マイクロソフトとの契約の一環としてスカイプが幹部に支払う必要のある金額が減ると指摘している。

SkypeのCEO、トニー・ベイツ氏は引き続き同社の舵取りを担う。同氏はマイクロソフトの新設Skype部門の社長に就任する予定だ。

マイクロソフトは、当社の問い合わせに対し、報道に関するコメントを控えた。これは、買収がまだ成立していない段階では慣例となっている。スカイプの広報担当者はブルームバーグに対し、経営陣の交代があったことを認めたが、詳細は明らかにしなかった。

報道によると、解雇されたSkype幹部には、Skype Enterprise担当副社長のデビッド・ガーレ氏も含まれている。ガーレ氏は以前、マイクロソフトのリアルタイムコミュニケーション・コラボレーショングループに勤務していた。復帰はこれで終わりだ。

米連邦取引委員会は先週、この買収を承認したが、まだ米司法省の承認が必要である。