
Tableauの激動の時代:Salesforceの人員削減が上級管理職と長年の従業員に影響
トッド・ビショップ著

セールスフォースによる10%の人員削減の影響は、3年以上前にサンフランシスコを拠点とするエンタープライズテクノロジー大手に157億ドルで買収されたシアトルを拠点とするデータ視覚化企業、タブローソフトウェアにも波及している。
Tableau 社の長年の従業員や上級管理職数名が今朝、顧客関係管理アプリケーションやその他のクラウドベースビジネスソフトウェアのメーカーが水曜日の朝に発表した大規模な組織再編の一環として自分たちの仕事が削減されたことを LinkedIn に投稿した。
規制当局への提出書類で開示された従業員への書簡の中で、セールスフォースのCEO、マーク・ベニオフ氏は、今回の人員削減は「厳しい」経済環境下で顧客が「より慎重な購買決定」を行っていることが背景にあると述べた。ベニオフ氏によると、10%の削減は主に今後数週間かけて実施されるという。
「なぜこのような状況に至ったのか、ずっと考えてきました」とベニオフ氏は付け加えた。「パンデミックを通じて収益が加速する中で、私たちは過剰な人員を雇用し、それが今直面している経済不況へと繋がってしまいました。その責任は私にあります」

Tableauの業績は、より大きなトレンドを反映しています。2022年10月期の売上高は5億1,600万ドルで、Salesforceの財務報告書に反映されているように、2021年には4四半期連続で22%から38%の成長を記録しましたが、2022年10月期の売上高は8%未満の成長にとどまりました。
人員削減以前、セールスフォースはシアトル地域で約4,000人を雇用しており、これにはTableauの従業員も含まれていました。同社の広報担当者は、人員削減が地域の労働力に与える影響について詳細を明らかにすることを拒否しました。
セールスフォースは規制当局への提出書類で、再編計画には「特定の市場における厳選された不動産からの撤退とオフィススペースの削減」が含まれると述べたが、それ以上の情報は明らかにしなかった。
今回の人員削減は、Tableau SoftwareのCEOであるマーク・ネルソン氏が12月に退任したことを受けてのものだ。その前に、Salesforceの共同CEOであるブレット・テイラー氏も1月31日付けで辞任すると突然発表した。また、Salesforceが2020年に277億ドルで買収したSlackのCEOであるスチュワート・バターフィールド氏も退任する。