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Amazon Web Servicesがストリーミングデータ向けのマネージドKafkaサービスを発表

Amazon Web Servicesがストリーミングデータ向けのマネージドKafkaサービスを発表

トム・クレイジット

Amazon CTOのヴェルナー・フォーゲルス氏がAmazon Web Services re:Invent 2018で講演。(GeekWire Photo / Tom Krazit)

ラスベガス – re:Invent 2018 で木曜日に発表された Amazon Managed Streaming for Kafka の追加により、さらにもう 1 つの人気のオープンソース プロジェクトが Amazon Web Services のマネージド サービスとして利用できるようになりました。

Kafkaは、企業がデータストリームを分析・処理することを可能にする、広く利用されているオープンソースプロジェクトです。メッセージングアプリやインフラ監視ツールなどのアプリケーションで利用されています。AmazonのCTOであるWerner Vogels氏は、開発者向けの基調講演で、AWSがこのサービスのマネージドバージョンを提供すると発表しました。これにより、企業がKafkaをアプリで利用するために必要な多くの手間が省けます。

AWSは既に、AWS顧客がパブリッククラウドインフラハードウェア上で実行できるパッケージとしてKafkaをサポートしていましたが、マネージドサービスは、クラウドへの移行を始めたばかり、あるいは検討中の顧客にとって魅力的なサービスです。今回の動きは、世界をリードするクラウドコンピューティング企業による新たな展開であり、オープンソースプロジェクトを基盤とする小規模なテクノロジー企業に直接的な影響を与えるものでもあります。

Kafka の開発者 Jay Kreps 氏と Neha Narkhede 氏によって設立された Confluent 社は、Vogels 氏の発表から数分以内に、典型的な「当社のアプローチを承認していただきありがとうございます」という声明を私に送ってきた。これは通常、企業が自社の領域に 800 ポンドのゴリラが迷い込んできたことの影響を心配していることを示すものだ。

「AWSのサービスは組織がKafkaを導入する上で役立ちますが、これはまだ道のりの始まりに過ぎないことがわかりました。ストリーミングアプリケーションを本番環境に導入する企業向けに、ConfluentはKafkaを中心とした包括的なストリーミングプラットフォームであるConfluent Cloudを提供しています」と同社は述べています。これは、一部のオープンソース企業が、クラウドベンダーの参入によって市場の大きな部分を奪い取られる可能性を回避するために、プロジェクトのライセンス要件の変更を検討している理由を示す、もう一つの例です。