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ビル・ゲイツ氏、Googleのインターネット風船を割る、宇宙への投資はしないと明言

ビル・ゲイツ氏、Googleのインターネット風船を割る、宇宙への投資はしないと明言

ブレア・ハンリー・フランク

ビルゲートビル・ゲイツ氏は、気球ネットワークを通じて発展途上国にインターネット接続を提供するというグーグルの計画に大きな期待を抱いていない。

ゲイツ氏はブルームバーグ・ビジネスウィーク誌の最新インタビューで、ビル&メリンダ・ゲイツ財団を通じた慈善活動やテクノロジー業界に関する様々な話題について、このプロジェクトを批判的に語った。ゲイツ氏は依然として楽観主義者であると述べたものの、彼の発言の多くは、世界をより良くするという点でテクノロジー業界の人々が間違ったことをしているという点に焦点を当てていた。

Googleは、Google Xチームのアイデアである「Project Loon」が、3Gの速度で医療情報にアクセスできるようにすることで、発展途上国の医療成果の向上に貢献すると主張している。ゲイツ氏は、これはナンセンスだと考えている。

マラリアで死にそうな時、見上げてあの風船を見るでしょう。でも、それがどう役に立つのか私には分かりません。子供が下痢をしても、それを和らげてくれるウェブサイトなんてありません。私はデジタル革命を強く信じています。プライマリヘルスケアセンターや学校を繋ぐのは良いことです。しかし、本当に低所得の国にとっては、マラリア対策を具体的に実行しようと言わない限り、それは役に立ちません。

GoogleによるProject Loonのイラスト
GoogleによるProject Loonのイラスト

彼はまた、宇宙探査に力を注いできた他のハイテク界の大物たちに対しても厳しい言葉を投げかけ、それが人類の生活を改善するとは思えないと語った。

「人それぞれ優先順位が違う。人類の発展という点では、直接的な繋がりは感じられない。ロケットを空に打ち上げるのは楽しいかもしれないけど、私がお金を注ぎ込む分野ではないからね。」

ゲイツ氏はインタビューで特定の人物の名前は挙げなかったが、宇宙開発に注力しているテクノロジーエリートの一人に、ストラトローンチ・システムズを創業したマイクロソフトの元共同創業者ポール・アレンがいる。

GeekWireの以前の記事: GeekWireラジオ: ビル・ゲイツがテクノロジー、慈善活動、ロボット、そして億万長者になりたくない理由について語る