
元マイクロソフト社員、詐欺罪で33ヶ月の懲役刑へ
ジョン・クック著
マイクロソフトの元管理職ロバート・カリー(41)は、このソフトウェア大手に対する詐欺計画に関与した罪で、懲役33カ月の判決を受け、45万9,341ドルの賠償金を支払うよう命じられた。
シアトル在住のこの被告も3年間の保護観察処分を受けた。
シアトルの米国連邦検事局からカリー氏が考案した計画について、さらに詳しくは以下の通り。
エール大学でMBAを取得し、高い評価と高給を得ているプロフェッショナルであるカリーは、2010年にマイクロソフトのマネージャーの横暴なせいで会社に幻滅し、詐欺計画を開始したと主張している。カリーは自分が監督するベンダーの1社を説得し、Xbox 360のプロモーションイベント用に購入したというオーディオ機器の代金をマイクロソフトに請求させた。実際にはカリーはその機器を自分で使用するために購入したものだった。その後、カリーはそのサードパーティベンダーを使って、マイクロソフトの検索エンジンソフトウェアのダウンロード代金をマイクロソフトに請求した。その後、そのサードパーティはダウンロード情報が不正であり、金がカリーやその友人が経営する会社に流れていることを突き止めた。計画が発覚する前に、カリーはマイクロソフトからさらに130万ドルを横領しようとした。合計でカリーはマイクロソフトから45万9,341ドルを詐取した。
連邦検察官は量刑覚書の中で、カリー氏が「できるだけ長く、できるだけ多く雇用主を搾取し続ける意図を示すようなやり方で、第三者を巧みに操り、文書を偽造し、ダミー会社を設立するために綿密な努力を払ったため」、この犯罪は重大であると述べた。
今月初め、マイクロソフトの買掛金部門の元アナリストである54歳のランダル・レイ・シールは、同社から100万ドル以上を盗んだ罪で懲役2年と保護観察2年の判決を受けた。