
マイクロソフトの「データ責任者」テッド・クマートが23年間務めた会社を去り、マドロナ・ベンチャー・グループに加わる
ジョン・クック著

テッド・クマートは、20年以上マイクロソフトに勤務した後、同社を離れ、シアトルのベンチャーキャピタル企業マドロナ・ベンチャー・グループに入社します。直近ではデータプラットフォームグループのコーポレートバイスプレジデントを務めていたクマートは、ベンチャーパートナーとしてマドロナに加わります。クマートは、新規投資案件の発掘を支援するとともに、既存ポートフォリオの維持・強化にも貢献します。
「マドロナは国内で最も成功しているベンチャーキャピタルの一つであり、長年私が刺激を受けてきた分野に投資しています」とクマート氏はリリースで述べた。「マドロナが支援する若い起業家やエンジニアと交流し、魅力的なアイデアを成功するビジネスへと変えるお手伝いをすることを楽しみにしています。」
クマート氏の入社は、マドロナが同社史上最大となる3億ドルのベンチャーファンドを調達してから8か月後のことです。同社は近年、2009年に入社した元aQuantive CEOのブライアン・マクアンドリュース氏や、2011年に入社した元Amazonプロダクトマネージャーのジュリー・サンドラー氏など、複数の人材を採用しています。
クマートは、エンタープライズソフトウェア、クラウドコンピューティング、ビッグデータといったマドロナが大きなビジネスチャンスを見出している分野において、確実に強みを発揮するでしょう。マドロナの投資先には、ティア3、ExtraHop、Apptio、Smartsheetなどがあります。
Microsoft では、Kummert はSQL Server、SQL Server Parallel Data Warehouse、Windows Azure Data Services、および Microsoft のビジネス インテリジェンスとビッグ データ製品 の開発を監督しました 。
「クラウド、データ分析、アプリケーションを『サービスとして』提供することで企業のビジネスのやり方が変わる中、テッドは当社の起業家とマドロナチームにとって真の財産です」とマドロナのマット・マキルウェイン氏は語った。