
ハイテク医療プロバイダーのZoom+Careが太平洋岸北西部を越えてコロラド州とアイダホ州にも進出
トッド・ビショップ著

オレゴン州ポートランドに本拠を置くオンデマンド医療サービス提供会社、Zoom+Care は、太平洋岸北西部の拠点を越えて事業を拡大し、コロラド州とアイダホ州に新しいクリニックを開設する計画を発表した。
Zoom+Careは、今後数か月以内にボイシ、デンバー、ボルダーに実店舗を開設することに加え、米国への進出によりコロラド州とアイダホ州の約800万人の住民に遠隔医療サービスを提供できるようになると述べている。
2年前にピースヘルス医療システムに買収された同社は、配車アプリやその他のオンデマンドサービスプロバイダーの精神で患者の体験を合理化することを目指し、スケジュール管理、支払い、医療記録用のアプリとオンラインポータルに重点を置いた取り組みを行っている。
他の医療機関と同様に、同社はパンデミックへの対応として、ここ数カ月で遠隔医療プラットフォームを積極的に強化してきた。Zoom+Careによると、3月以降、COVID-19の診断および抗体検査の提供に加え、7万件以上のバーチャル診療を実施したという。

今年初めのGeekWireとのインタビューで、Zoom+CareのCEO、トーベン・ニールセン氏は、在宅ケアのニーズ増加に対応するため、ライセンス取得に関する規制の一部が緩和され、遠隔医療の成長が同社の事業拡大を加速させる可能性があると述べた。「これは、より包括的な視点で物事を見る上で非常に役立ち、将来的には他の市場への進出を加速させる可能性は間違いない」と、当時ニールセン氏は述べた。
Zoom+Care は緊急医療を提供しているものの、患者がいつ受診するかによって異なる医療提供者に診てもらう場合でも一貫性を保つためにテクノロジーに一部依存し、プライマリケア提供者としての地位を確立しようと努めています。
この事業拡大により、ZoomCareは4州に50以上の対面クリニックを展開する見込みです。同社は過去1年間でワシントン州とオレゴン州に20以上のクリニックを開設し、シアトルでの拠点も同時期に倍増し、同地域で合計20のクリニックを展開したと発表しました。