Ipad

独立を目指して、トッド・スタベルフェルトはGeekWireサミットで技術者たちにこう訴えた。「自分の人生を現実にしよう」

独立を目指して、トッド・スタベルフェルトはGeekWireサミットで技術者たちにこう訴えた。「自分の人生を現実にしよう」

リサ・スティフラー

トッド・スタベルフェルト氏がGeekWire Summit 2017のステージに登壇。(GeekWire Photo / Dan DeLong)

テクノロジーの創造に携わる、どんな役割であれ、トッド・スタベルフェルト(別名「クアッドファーザー」)は、あなたへのメッセージを持っています。(そして、クアッドファーザーの話は、ぜひ耳を傾けてください。)

メッセージはこうです。アプリ、ウェブサイト、デジタルデバイスを構築する際には、ユニバーサルデザインの原則をプロセスの中心に据えるべきです。つまり、年齢、体格、能力、障害の有無に関わらず、誰もがテクノロジーにアクセスし、利用できるようにすることです。

スタベルフェルト氏は、シアトルで開催された2017年のGeekWireサミットで、ユニバーサルデザインの重要性を訴えました。スタベルフェルト氏は、シアトルからピュージェット湾を挟んだポートオーチャードに拠点を置くC4データベースマネジメントのCEO兼創設者です。彼は8歳の頃から四肢麻痺を患っており、いとこの銃撃事故でC4椎骨付近の脊髄を損傷しました。

トッドは2013年にカレン・リトル(現カレン・シュターベルフェルト)と結婚した。(シュターベルフェルトの写真)

「僕は、ただの障害者で、ただのドジな男にはなりたくないんです」とスタベルフェルトは群衆に語りかけた。「僕は本物でありたい。自立したいんです」

スタベルフェルト氏と妻のカレンさんは、車椅子での移動を容易にするために設計された自宅兼オフィスを建てました。「クアドセドラル」と呼ばれるこのオフィスには、音声操作で操作できる照明、ドア、ブラインド、そしてサウンドシステムが備わっています。彼は、基本的な作業を補助してくれるテクノロジーの登場を何十年も待ち望んでおり、さらなるイノベーションを熱望しています。(スタベルフェルト氏のストーリーについて詳しくは、GeekWireの記事をご覧ください。)

「あなたが何をし、何をし、何を決断するかが、私の人生を現実のものにしてくれます。私はユニバーサルデザインの体現者です」とスタベルフェルトは言った。「あなたがいるからこそ、私は結婚して二人の父親になれるのです」

スタベルフェルト氏は、ユーザーフレンドリーなテクノロジーはすべての人に利益をもたらすと説明し、彼にとってのマントラとなっている「あなたにとっての便利さは、私にとっての独立です」という言葉を共有した。

「君たちの良い選択は、私と私が代表する人々に影響を与えます。だから、もし君がリフレッシュのために数日ここに来たなら、クリックしてね」と彼は言った。「大人になりなさい。君たちは私の人生を良くしてくれるんだから。本気で。」

シェラトン・シアトルで開催されたGeekWire Summit 2017の2日目。(GeekWire Photo / Dan DeLong)

彼はまた、家族や友人が事故で負傷したり、子どもが障害を持って生まれたりした時だけでなく、他の理由でもユニバーサルデザインの使用を意識するよう聴衆に呼びかけた。

「自分のストーリーをどう活かすつもりですか? だって、もし私に正当な仕打ちをしようとするなら…たいていは、それが自分に影響を及ぼすからという理由だけでやるでしょう」とスタベルフェルト氏は言った。「それが動機であってはなりません。誰もが権利を持ち、誰もが機会を持っているからやる、というのが動機であるべきです」

スタベルフェルト氏は、椅子に座って作業しながら、同僚の技術者たちに仕事に取り組む際に注意を払うよう視覚的に思い出させようとした。

「俺はただの男で、相手は従うだけだ」と彼は言った。「それがこの件における俺の役割だと思う」