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企業のサイバー攻撃検知を支援するシアトルのスタートアップSpecterOpsが2500万ドルを調達

企業のサイバー攻撃検知を支援するシアトルのスタートアップSpecterOpsが2500万ドルを調達

ネイト・ベック

SpecterOps CEO デビッド・マグワイア氏。(SpecterOps の写真)

サイバーセキュリティ企業SpecterOpsは、エンタープライズクラウドプラットフォームにおけるサイバー攻撃経路を分析するツールの展開を支援するため、新たに2,500万ドルの資金を獲得した。 

シアトルを拠点とするこのスタートアップ企業は、新たに調達した資金を活用し、Microsoft Active DirectoryとAzureにおけるID攻撃経路をマッピング・定量化する攻撃経路管理プラットフォーム「BloodHound Enterprise」の導入拡大を図る。顧客には、キャピタル・グループ、テキサス大学オースティン校、ウッドサイド・エナジーなどが含まれる。

攻撃パスとは、攻撃者がシステムの脆弱性を悪用するためにたどるルートを指します。

あらゆる規模の企業はサイバー脅威の増加に直面しており、セキュリティシステムへの投資を迫られています。マッキンゼー・アンド・カンパニーは、企業が2025年までに関連サービスに1,000億ドル以上を費やすと予測しています。

2016 年に設立された SpectorOps は、ワシントン大学卒業生で、業界のリーダーシップと米海兵隊のサイバーセキュリティの役割で 20 年以上の経験を積んだ CEO の David McGuire 氏が率いています。

同社は、シアトルに拠点を構えるサイバーセキュリティ企業の増加の一角を占めている。

シリーズAの資金調達ラウンドは、パロアルトのベンチャーキャピタルDecibelが主導しました。その他には、MandiantのCEO兼創業者であるKevin Mandia氏、Duo Securityの共同創業者であるJon Oberheide氏とDug Song氏も参加しています。