
ついにビットコインの実用化?スターバックスがラテに暗号通貨を導入か
トム・クレイジット著

決済の未来と謳われている技術ですが、ビットコインやイーサリアムといったデジタル通貨を使って現実世界で実際に買い物をするのは非常に困難です。スターバックスやマイクロソフトを含むテクノロジー企業と小売企業のパートナーシップは、この欠点を解消するために設立された新会社への支援を計画しています。
Bakktは、金融サービス向け電子市場の構築とニューヨーク証券取引所の所有者であるインターコンチネンタル取引所(Intercontinental Exchange)が金曜日に設立した新会社です。同社はプレスリリースで、マイクロソフトのクラウド技術を活用し、「消費者と機関投資家がシームレスなグローバルネットワーク上でデジタル資産を売買、保管、利用できるようにする統合プラットフォーム」を構築する予定だと述べています。
BCGを含む複数の企業がBakktとの提携を計画しているが、Bakktの取り組みへの支援を表明した企業の中で最も興味深いのはスターバックスだ。「スターバックスは、旗艦店として、消費者がデジタル資産をスターバックスで利用できるように、実用的で信頼性が高く、規制されたアプリケーションの開発において極めて重要な役割を果たすでしょう」と、スターバックスのパートナーシップ&ペイメント担当バイスプレジデント、マリア・スミス氏はプレスリリースで述べている。
スターバックスは長年にわたり、世界24,000店舗で利用されている決済技術の開発と管理に関心を示してきました。スマートフォン決済をいち早く導入した小売業者の一つであり、初期段階でのいくつかの不具合を経て、現在では米国において、同社のモバイル決済アプリの利用者数が、最新のiPhoneに搭載されているApple Payの利用者数を上回っています。
小売業者も、サプライヤーとの連携の一環として、デジタル通貨やその他のブロックチェーンアプリケーションに関心を示していると、Microsoft AzureのCTO、マーク・ルシノビッチ氏が昨年5月にGeekWireに語った。Bakktが構築した取引所は、ベンダーとサプライヤー間のデジタル契約の締結にも利用でき、スターバックスの発注・在庫管理に役立つ可能性がある。
ビットコインをカフェインに交換できるようになるまでには、まだしばらく時間がかかるでしょうが、今朝の価格だと、3.65ドルのカフェラテを買うのに約0.00049ビットコインが必要です。なんて素晴らしい時代なのでしょう。