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ラン・DMCがアマゾンとウォルマートを相手取り5000万ドルの訴訟を起こし、象徴的なヒップホップブランドの著作権を侵害したと主張している。

ラン・DMCがアマゾンとウォルマートを相手取り5000万ドルの訴訟を起こし、象徴的なヒップホップブランドの著作権を侵害したと主張している。

モニカ・ニッケルズバーグ

(Run-DMC写真)

ニューヨーク南部地方裁判所に提出された訴状によると、小売業者はグループのブランドやロゴを違法に使用した商品を販売しているという。Run-DMCは5,000万ドルの損害賠償と弁護士費用を求めている。

同団体は、アマゾンとウォルマートが「RUN-DMCの許可なくRUN-DMCの商標を使って複数の製品を宣伝、製造、販売、流通した」と非難している。

ラン・DMCは、同グループのブランドを許可なく使用した製品を販売したり、その代金を受け取ったりすることを小売業者に直ちに禁止するよう裁判所に求めている。

Run-DMC の苦情の中で、模倣品とされる 2 つの製品が指摘されている。

訴状には、VisionやInfinityなど、問題となっている製品の製造業者が複数名特定されている。Run-DMCは、小売業者が製品の販売、そしてAmazonの場合には株式の過大取得に責任があると主張している。

「被告Amazonは、VisonおよびInfinityの商標権侵害製品の多くを直接販売・宣伝し、または注文を処理している」と訴状には記されている。「Amazon、Vision、およびInfinityは、原告の商標権を直接侵害する、または原告の商標権の信用を悪用する様々な製品の販売による収益を分配している。」

販売業者が知的財産権侵害を理由にAmazonを訴えたのは今回が初めてではない。2015年には、販売業者が偽造ノベルティ枕カバーの販売を理由にAmazonを訴えた事件で、判事はAmazon側に有利な判決を下したが、判決の根拠となった法律に問題があると述べた。

アマゾンは最近、サイトを利用して模倣品を販売する販売業者の取り締まりを強化している。11月には、シアトルを拠点とするこのeコマース大手は、偽造品とされる商品を販売する販売業者に対し、2件の訴訟を起こした。これらの訴訟はアマゾンにとって初のケースとみられる。

GeekWireはRun-DMCの訴訟についてコメントを求めてAmazonとWalmartに連絡を取った。

下記の Run-DMC の苦情をご覧ください。

Run-DMC vs. Amazon、Walmart by GeekWire on Scribd