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コロラド州の飛行機墜落事故、自撮りが原因か

コロラド州の飛行機墜落事故、自撮りが原因か

モリー・ブラウン

写真はロイター/ニューヨーク・タイムズより
写真はロイター/ニューヨーク・タイムズより

道路上での通話やテキストメッセージのやり取りは長い間問題となってきたが、今回、パイロットと乗客が飛行中に自撮りをしていたことが原因で、致命的な飛行機事故が発生した可能性が高まっている。

少なくとも、昨年5月にコロラド州で発生した小規模なセスナ機の墜落事故に関する国家運輸安全委員会(NTSB)の調査結果はこうだ。調査官は墜落現場付近で動作可能なGoProを発見し、データカードを回収した。そこには、29歳のパイロットが前日に数人の乗客を乗せて飛行中に自撮り写真を撮影している様子と、事故前の夜間飛行中に撮影した自撮り写真が映っていた。

最後の飛行を撮影したゴープロの映像は存在しないものの、捜査官らはそれが原因だったと結論付けるのに十分な証拠があると述べている。

CNNが報じたところによると、安全委員会は先週の報告書で「事故飛行中の携帯電話の使用が操縦士の注意をそらし、空間識失調とそれに続く操縦不能につながった可能性が高い」と述べた。

コックピットを照らすカメラのフラッシュも、墜落の一因となった可能性が指摘されている。調査官は機体に何の異常も発見しなかった。

ここでの教訓はそれ自体で意味を成していると思います。