
アンジーズリスト、インターネット大手IACからの5億ドルの買収提案を拒否
アンジーズリスト、インターネット大手IACからの5億ドルの買収提案を拒否
ジェイコブ・デミット著
かつてエクスペディアを所有し、現在はティンダー、About.com、Vimeoなどのブランドを管理するインターネット大手IACは水曜日、住宅サービス会社アンジーズリストの買収を繰り返し試みていることを公表した。
IACのCEOジョーイ・レビン氏がアンジーズ・リストの取締役会に宛てた手紙によると、ニューヨークを拠点とする同社は当初かなり高額を支払うつもりだったが、同社が全く興味を示さなかったため苛立ちを募らせたという。
アンジーズ・リストが利用できるもう一つの選択肢は、IAC所有のホームアドバイザーとの合併だったようだ。合併すれば、プロ・ドット・コム、ポーチ・ドット・コム、アマゾン・ホーム・サービスなどの企業にとって、住宅リフォーム分野で強力な競争相手が誕生することになる。
「我々は、貴社と秘密裏に協力関係を築きたいと強く願っていました」とレビン氏は書簡に記した。「しかしながら、ここ数ヶ月、貴社とは何ら有意義な対話を築けておらず、会談後も貴社が協議を継続する意思を示しなかったことに失望しています。」
アンジーズ・リストは水曜日の午後、「一方的な」買収提案を認めた。1株当たり8.75ドルの買収提案は、企業価値を5億ドル以上に押し上げるものだった。これは、提案公表前のアンジーズ・リストの株価7.92ドルに対して10%のプレミアムとなる。
このニュース以来、同社の株価は8.77ドルまで上昇した。
アンジーズ・リストは声明で、「IACの提案を慎重に検討・評価」し、株主にとって最善と思われる対応を行うと述べた。