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マイクロソフトが「Roslyn」.NETコンパイラプラットフォームをオープンソース化

マイクロソフトが「Roslyn」.NETコンパイラプラットフォームをオープンソース化

ブレア・ハンリー・フランク

アンダース・ヘイルスバーグ
アンダース・ヘイルスバーグ

サンフランシスコ発 – オープンソースファンの皆様、朗報です。Microsoftは、新しい.NETコンパイラプラットフォーム「Roslyn」のプレビュー版をオープンソースプロジェクトとしてリリースしました。これにより、開発者はC#プロジェクト向けに同社のコンパイラをクローン化し、独自の機能を追加できるだけでなく、Microsoftにコンパイラ自体に実装してほしい新機能を提案することも可能です。

マイクロソフトのテクニカルフェロー、アンダース・ヘルスバーグ氏は本日、Buildカンファレンスのステージに登壇し、Roslynリポジトリをクローンした後、コンパイラがフランス語の引用符で囲まれた文字列を通常の引用符と同じように処理するように変更することで、この新しいオープンソース機能の可能性を披露しました。短いデモの後、ヘルスバーグ氏は集まった開発者たちから万雷の拍手を浴びながら、リポジトリを一般公開しました。

これは、Microsoft のコンパイラの一部を誰が構築できるかを自由に競うという意味ではありません。同社は、ユーザーがプロジェクトに最も効果的にコードを貢献する方法について非常に具体的なガイドラインを設定しており、Microsoft は今後も開発を管理し、プロジェクトに積極的に貢献していきます。

Roslyn は、本日発表された .Net Foundation の傘下に統合された、他の多くのオープンソース .NET プロジェクトに加わります。同 Foundation は、Microsoft の既存のプロジェクト管理に加え、.NET のオープンソース化を推進することで、オープンソース コミュニティへの継続的な貢献を主導する役割を担います。

Roslyn のコードを入手することに興味のある人は、ここから入手できます。