Ipad

レポート:Amazon Web Services、VMwareと提携してデータセンター向けハイブリッドクラウド製品を開発中

レポート:Amazon Web Services、VMwareと提携してデータセンター向けハイブリッドクラウド製品を開発中

トム・クレイジット

アマゾン ウェブ サービス最高責任者のアンディ・ジャシー氏(左)と VMware CEO のパトリック・ゲルシンガー氏が、2016 年 10 月に両社の提携を発表した。(GeekWire 撮影)

ある報道によると、パブリッククラウド市場のリーダーである Amazon Web Services は、戦略の転換として、ハイブリッドクラウド ユーザー向けのデータセンター製品で VMware と提携することを検討しているようです。

The Informationは月曜日、昨年AWSユーザー向けにVMwareソフトウェアのクラウド版を開発するために提携した両社が、プライベートデータセンター内で稼働する別の製品を開発中であると報じた。報道からは製品の具体的な内容は明確には示されていないが、プライベートデータセンターとAWSクラウドを繋ぐ橋渡しとなる可能性が高いようだ。

AWSは長年にわたり、オンプレミスのワークロードの重要性をほとんど認識していませんでした。パブリッククラウドのパイオニアである同社は、自社データセンターでワークロードを運用している企業に対し、パブリッククラウドで運用する方が効率的であると説得することに注力しており、そのメッセージは多くの企業の共感を得ています。

しかし2017年には、いくつかの例外はあるものの、大企業はクラウドへの完全移行の準備が整っておらず、その関心も薄いことがますます明らかになっています。むしろ、予測不能な需要の急増が見込まれるワークロードや、新たに開発するアプリケーションのためのプラットフォームとして、パブリッククラウドサービスに注目しています。

マイクロソフトは昨年発表したAzure Stackでこの点を認識しており、ついにDell EMC(VMwareの親会社)やHPEといったハードウェアパートナーから注文できるようになりました。Azure Stackを利用することで、企業は自社のデータセンターでクラウドソフトウェア開発にネイティブな多くの機能を活用し、アプリケーションやビジネスに合わせてワークロードをAzureに移行できます。

これは、依然として自社データセンターを運用している企業において、トップソフトウェアベンダーの一つであるVMwareが長年にわたり推進してきた取り組みでもあります。パブリッククラウドの成長はここ数年非常に堅調でしたが、ガートナーなどの市場調査会社は、2020年代後半に向けて成長が鈍化すると予測しています。つまり、相当数の企業が今後もしばらくの間、データセンターを所有・運用し続けることを意味します。