
マイクロソフト、最新のオープンソース化でApache Sparkに「全面的なコミットメント」
ダン・リッチマン著
マイクロソフトは本日、大規模データ処理エンジンであるApache Sparkへの「大規模な取り組み」を発表し、いくつかの製品をプレビューモードから一般リリースに移行した。
これは、マイクロソフトがオープンソース技術を活用するという最新の動きであり、CEOサティア・ナデラ氏率いる広範なトレンドの一環だ。レドモンドに本社を置くこのテクノロジー大手は、サンフランシスコで開催された3日間の開発者カンファレンス「Spark Summit 2016」に合わせてこれらの発表を行った。
マイクロソフトは、クラウド上でオープンソースのデータ分析フレームワーク「Spark」を実行する「Spark for Azure HDInsight」の一般提供を開始したと発表した。また、今夏に一般提供開始予定の「R Server for HDInsight」は、ビッグデータ専門チームを必要とせずに、コードやプロジェクトのクラウドへの移行を容易にするとしている。
R Server for Hadoopは6月に一般提供開始予定です。Microsoftによると、この製品はMicrosoftの統計プログラミング言語Rの実装とネイティブSpark実行フレームワークの両方をサポートします。同社は、ローカルワークステーションとMicrosoft R Serverのリモートインスタンスの両方でデータを分析できる、新しい無料のMicrosoft Rクライアントをリリースしました。データ視覚化ツールセットであるPower BIは、Spark Streamingをサポートし、Spark Streamingからの直接入力を受け付けるようになりました。