
マイクロソフト、Windows ServerとAzure向けにHadoopを提供開始
トッド・ビショップ著
マイクロソフトは、人気のオープンソース技術に対する意外な支持表明として、Windows Server および Windows Azure クラウド コンピューティング プラットフォーム向けに Hadoop ベースのディストリビューションを提供する予定であると発表しました。その目的は、Web コンテンツなどの非構造化データや、企業データベースに保存されている従来のビジネス データの分析を容易にすることです。
「これをWindowsにも導入する予定です」と、SQL Serverのゼネラルマネージャーであるダグ・リーランド氏はインタビューで述べた。「オンプレミスソリューション向けにWindows Server向け、そしてクラウド向けにWindows Azure向けにHadoopのディストリビューションを開発中です。これはマイクロソフトが提供し、責任を持ってサポートするものであり、SQL Serverデータプラットフォームと(ビジネスインテリジェンス)プラットフォームと緊密に統合していきます。」
Apache HadoopデータフレームワークはGoogleの研究に端を発し、Yahoo!からも多大な支援を受けています。Microsoftは、Yahoo! Hadoopチームの元メンバーがHadoopベースのプロジェクトを支援するために設立したHortonworksと共同でこのプロジェクトに取り組んでいます。
Microsoftは、Hadoopコミュニティと緊密に連携し、その成果に基づいてApache Software Foundationにコードの貢献を提案していくと述べています。Azure向けHadoopサービスのテクノロジープレビューは年末までにリリースされ、Windows Server向けサービスのプレビューは来年にリリースされる予定です。
同社は今朝、シアトルで開催された SQL Server カンファレンス PASS Summit でこのニュースを発表した。