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イーロン・マスクがボーリング・カンパニーのカーエレベーターの駐車場プロトタイプを公開

イーロン・マスクがボーリング・カンパニーのカーエレベーターの駐車場プロトタイプを公開

アラン・ボイル

トンネル掘削機
「ゴドー」という愛称のトンネル掘削機がチャンバー内に設置されている。(イーロン・マスクのInstagramより)

スペースXとテスラのCEOで億万長者のイーロン・マスク氏は、トンネル工事に費やす時間はわずか2%程度だと語り、今週はその時間の一部をカリフォルニア州ホーソーンのスペースXの敷地内で行われている掘削作業についてツイートすることに費やしたという。

マスク氏は、古い駐車場で形になりつつある「カー・ポッドエレベーター」の設備を紹介する動画クリップをツイートした。「来週には稼働する予定だ」とマスク氏は述べた。

デイリー・ブリーズ紙は現場レポートで、地上敷地の地下20フィートに掘られたおよそ600フィートの長さの掘削ピットとトンネルの入り口の最後の仕上げが行われている、と伝えている。

マスク氏の目標は、ロサンゼルスの地下に自動車用の高速交通システムを構築する実験としてトンネルを延伸することだ。彼は冗談めかして、この事業を「ボーリング・カンパニー」と呼んでいる。

一つの問題は、マスク氏がまだスペースXの敷地外への掘削許可を規制当局から得ていないことだ。デイリー・ブリーズ紙によると、全長2マイル(約3.2キロメートル)のトンネルに必要な許可を市、郡、州当局に申請中だという。

「現在、このプロジェクトの影響を受ける可能性のある、稼働中の地下構造物を保有するすべての地下公共事業体および機関から意見を聴取しているところです」と、ホーソーンの暫定市長アーニー・シャドバー氏は述べた。「トンネル工事は、許可発行を検討する前に、州のすべての規制基準と要件を満たす必要があります。まだそこまでには至っていません。」

https://www.youtube.com/watch?v=QXrlRhYriN0

マスク氏は、トンネル掘削機の効率を大幅に向上させ、高速鉄道ポッドを備えた3D地下ネットワークの構築への道を開くことができると述べた。スペースXが建設中の地上レベルのエレベーターを使って、車両をネットワーク内に降ろすことも可能になる。

この技術は地上でも応用でき、ハイパーループをベースにした大量輸送システムを構築できるとマスク氏は4月にブリティッシュコロンビア州バンクーバーで行われたTEDトークで語った。

シアトル市民がマスク氏のビジョンに懐疑的になるのも無理はない。ダウンタウンに交通トンネルを掘削しようと何年も苦労してきたことを考えればなおさらだ。また、カーエレベーターを備えた駐車場を利用したことがある人なら、街中にエレベーターを設置すれば、別の種類の交通渋滞を引き起こすだけではないだろうかと疑問に思うかもしれない。

それでも、マスクは諦めない。そして、もしマスクが何かで知られているとすれば、それは乗り越えられないと思える障害を乗り越える技術革新を生み出し、その過程でファンにインスピレーションを与えてきたことだ。

以下は、マスク氏が「ゴドー」と名付けた掘削機に関する今週のツイートの一部である。

もうゴドーを待つ必要はありません。掘削工事が始まり、ロサンゼルスのトンネルの最初の区間が完成したところです。

— イーロン・マスク(@elonmusk)2017年6月28日

私は床が大好きです

— イーロン・マスク(@elonmusk)2017年6月29日

トンネルほどではないけど

— イーロン・マスク(@elonmusk)2017年6月29日

誰が知ろうと構わない。私たちの愛は決して消えない。

— イーロン・マスク(@elonmusk)2017年6月29日

視点 pic.twitter.com/4DW9csSmtl

— イーロン・マスク(@elonmusk)2017年6月30日