
StudentRNDのメンバーが放射線検出器のKickstarterを立ち上げ、1週間で1万3千ドルを調達
テイラー・ソパー著

Kickstarterキャンペーンの中には、目標額に達しずに失敗に終わるものも少なくありません。しかし、StudentRNDコミュニティのメンバー2人が立ち上げたプロジェクトは、全く異なる経験をしています。
マット・チャップマンとデビッド・ ストヤノフは、放射線モニタリングを容易かつ効率的に行うためのAPOCミニ放射線検出器を開発しています。彼らは先週月曜日に5,000ドルの目標資金を掲げてキャンペーンを開始し、わずか8日後の火曜日午後時点で既に13,209ドルを集めています。
APOC は、ユーザーがエネルギーレベル データを確認できるオープンソース ソフトウェアを搭載した、フル機能のミニ ガンマ線検出器です。

寄付額は5ドルから200ドルまでで、APOCを自分で組み立てるか、箱から出してすぐに使える状態で受け取るかを選択できます。APOC Advancedモデルには、充電式バッテリーとBluetooth機能が搭載されています。
このすばらしいツールは、理科の授業で使うものから、天文学者が宇宙線を測定するのに使うものまで、さまざまな用途に使えるようです。
チャップマン氏とストヤノフ氏は現在、APOCからスマートフォンにオーディオポートまたはBluetooth経由でデータを簡単にストリーミングできるアプリを開発するために、3万ドルのストレッチゴールを設定しています。詳細はこちらをご覧ください。
StudentRNDは、ベルビューにある3,500平方フィート(約330平方メートル)のスカンクワークスのような場所で、高校生や大学生が無料で立ち寄って、低価格のサーフェスコンピュータからロボットパイプオルガン、ビデオゲームまで、あらゆるものを作ることができます。ワシントン大学でコンピュータサイエンスを専攻するエドワード・ジャン氏が、より実用的で現実世界で使えるものを作りたいと考えていたロボット工学チームの仲間を集め、3年前に設立しました。彼は、学期中に開催される「CodeDay」というイベントと、「StudentRND Incubator」と呼ばれる8週間のサマープログラムを中心に、コミュニティを形成してきました。