
パシフィック・サイエンス・センターは、1880年以降の気候変動を数秒で視覚化することに成功しました。
パシフィック・サイエンス・センターは、1880年以降の気候変動を数秒で視覚化することに成功しました。
フランク・カタラーノ著
気候変動が地球の気温にどのように反映されているかを理解するのは、なかなか難しいものです。そこでパシフィック・サイエンス・センターは、通常は回転する地球儀に気候変動の影響を投影することで、その理解を深める手助けをしています。
シアトルに拠点を置く科学センターは、1880年から2014年までの世界気温を網羅する、米国海洋大気庁(NOAA)が新たに更新したデータセットを用いて、「球体上の科学」展示において、巨大な地球儀上にデータをアニメーションで表示します。年が進むにつれて、球体は地球の表面温度が20世紀の平均よりも高かった場所(赤)と低かった場所(青)を示し、1880年の記録開始以来最も暖かい年となった2014年で最高潮に達します。
この印象的な展示は、パシフィック・サイエンス・センターが主催する第10回ポーラー・サイエンス・ウィークエンドの一環として開催されます。金曜日から3月1日(日)まで開催されるこのイベントでは、ワシントン大学の科学者による北極の氷の融解に関する研究、イッカクの牙の模型、そしてペンギンとホッキョクグマが本来の生息地で決して社会的に出会うことがない理由の説明など、様々なアクティビティと解説が行われます。
世界の気温データは、1日に最大2回開催される極地デモショーで紹介されます。極地科学ウィークエンドのアクティビティは、パシフィック・サイエンス・センターの通常入場料に含まれています。