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クラウドコスト管理会社Cloudabilityが新たな資金調達ラウンドで2,400万ドルを調達

クラウドコスト管理会社Cloudabilityが新たな資金調達ラウンドで2,400万ドルを調達

ダン・リッチマン

ロゴライトオレゴン州ポートランドに拠点を置くパブリッククラウドのコスト管理企業であるCloudabilityは、Foundry Group Select Fundが主導するシリーズBラウンドで2,400万ドルの資金調達を完了しました。これにより、同社の総資金調達額は4,000万ドルを超えました。

新たな資金調達ラウンドにより、「多額の資金を費やしながらも、可能な限り成長を目指すという軌道を継続できる」とCEOのマット・エリス氏は述べた。「しばらくの間、資金の心配をしなくて済むのは、本当に安心だ」

同社の広報担当者アーロン・カフェン氏は、今回の資金調達は「既存のミッションを支えるために」使われると述べた。「採用、組織体制の強化、そして我々の目標達成に向けた継続的な成長を確実にするために活用します。」

Cloudability CEO マット・エリス氏。
Cloudability CEO マット・エリス氏。

2011年に設立されたCloudabilityは、企業のクラウドコンピューティング支出管理と、クラウドコンピューティングによって生成される膨大な課金データおよび使用状況データの分析を支援していると、同社はプレスリリースで発表した。同社は、導入後6ヶ月で平均30%のコスト削減を実現していると主張している。

同社によると、クラウドアビリティの顧客には開発ツールメーカーのアトラシアン、GE、ウーバーなどが含まれる。エリス氏は顧客総数については明らかにしなかった。

同社は2012年7月のシリーズAラウンドで870万ドルを調達した。他の投資家には500 Startups、First Round Capital、Techstars、First Round Capitalなどが含まれる。

現在70人の従業員を擁するCloudabilityは、過去18ヶ月で4社のスタートアップ企業を買収した。2015年7月には、ひっそりとデータ転送サービスを提供するRipFogを買収した。直近では、1月にサンフランシスコに拠点を置く創業4年目のデータ可視化企業DataHeroを買収した。

エリス氏によると、同社の最も緊密な競合相手は、ニューヨーク州ロチェスターのCloudCheckr、ボストンのCloudHealth Technologies、そしてテルアビブのCloudynだ。エリス氏によると、同社の強みはコンピューター生成の推奨を提供することで、競合他社は「人間を介在させ、自ら判断を下すことに重点を置いている」のに対し、同社の強みはコンピューター生成の推奨を提供することにあるという。