
マイクロソフト、CEOのサティア・ナデラ氏を取締役会長に任命
カート・シュロッサー著

マイクロソフトは水曜日、最高経営責任者(CEO)のサティア・ナデラ氏が社外取締役のジョン・トンプソン氏に代わり取締役会長の二役を担うと発表した。
「この役職でナデラ氏は取締役会の議題設定を主導し、ビジネスに対する深い理解を生かして適切な戦略的機会を引き上げ、取締役会の検討に必要な主要なリスクと軽減策を特定する」とマイクロソフトはニュースリリースで述べた。
昇格は取締役会の独立取締役による全会一致の選出によるものです。トンプソン氏は筆頭独立取締役に就任します。同氏は2012年から2014年までこの役職を務めていました。マイクロソフトは、トンプソン氏は「取締役会の議題に関して独立取締役を代表して意見を述べること、独立取締役の会議を招集すること、役員会議の議題を設定すること、CEOの業績評価を主導することなど、重要な権限を保持する」と述べています。
53歳のナデラ氏は1992年にマイクロソフトに入社し、2014年2月にマイクロソフトの共同創業者であるビル・ゲイツ氏が会長職を退任したのと同時にCEOに任命された。
ゲイツ氏は、幼なじみのポール・アレン氏と共にこのソフトウェア界の巨人を共同設立してから45年後、昨年3月に取締役会を退任した。ゲイツ氏の最近の離婚発表の影響で、彼が従業員との不適切な関係を疑われたことが発覚し、取締役会を退任したことが明らかになった。
ナデラ氏の下、マイクロソフトはリンクトインやGitHubなどの企業買収で注目を集め、クラウドコンピューティング事業に注力し、アクセシビリティと公平性を企業文化の主要基盤とし、ライバルのアマゾン、アップル、グーグル、フェイスブックを悩ませてきた独占禁止法の調査を回避しながら、テクノロジー大国としての地位を取り戻した。
マイクロソフトはアップルに次いで世界で2番目に価値の高い企業です。
「成功は重要だが、成功は何らかの目的意識から生まれたものでなければならないことを忘れてはならない」とナデラ氏は2019年のGeekWireとのインタビューで語った。