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マイクロソフトはクラウドへの移行に伴い、カーンアカデミーのKhanmigo AIツールを米国の教師に無料で提供する予定

マイクロソフトはクラウドへの移行に伴い、カーンアカデミーのKhanmigo AIツールを米国の教師に無料で提供する予定

トッド・ビショップ

インディアナ州ホバートの化学教師メリッサ・ヒガソンさんは、マシュマロと水のボトルを使って生徒たちに抽象的な化学概念を理解させています。これはKhanmigo for Teachersが提案したアイデアです。(Microsoft Photo / Scott Eklund)

オンライン教育プラットフォームの Khan Academy は、火曜日の朝に発表された提携に基づき、クラウド ワークロードの一部を Microsoft Azure に移行する予定です。

マイクロソフトは、カーンアカデミーが米国のK-12教育者にKhanmigo for Teachersを無料で提供できるよう、AIクラウドインフラストラクチャへのアクセスを寄付すると発表しました。同社によると、AIアシスタントは今後Azure OpenAI Serviceによって提供される予定です。

Khanmigo for Teachers はこれまで、AI テクノロジーの開発、テスト、教育者への展開にかかる費用として月額 4 ドルかかっていました。

カーン アカデミーは長年の Google Cloud 顧客であり、検索大手の本拠地であるカリフォルニア州マウンテンビューに拠点を置いています。マイクロソフト、Google Cloud、Amazon Web Services などのクラウド プラットフォームは、ビジネスの成長、新規顧客の獲得、クラウド テクノロジーの利用拡大を目指して、AI 分野で激しい競争を繰り広げています。

マイクロソフトを含むテクノロジー企業は、自社のソフトウェアを定着させ、自社のプラットフォームに対する生涯にわたる忠誠心を生み出すことを期待して、学校にソフトウェアやハードウェアを無料または割引価格で提供してきた長い歴史を持っています。

Khanmigo for Teachers は、Khan Academy のコンテンツと統合され、授業計画、クイズ、その他のタスクを作成するプロセスを効率化します。これにより、教師がより多くの時間を解放して生徒と直接取り組むことができるようになります。

マイクロソフトは、カーンアカデミーとの提携には、より効率的で軽量に設計された小さな言語モデルに基づくマイクロソフトのAIテクノロジーであるPhi-3を使用してオンライン数学個別指導を改善するための協力も含まれていると述べた。

さらにマイクロソフトは、カーン アカデミーと協力して、同社のコンテンツをマイクロソフトの Copilot AI アシスタントや Microsoft Teams for Education にさらに統合していくと述べた。

マイクロソフトはシアトルで開催されたBuild開発者会議でこの提携を発表した。