
Highspot、営業とマーケティングのパフォーマンス追跡を支援する「コンテンツゲノミクス」を発表
ブレア・ハンリー・フランク著
マーケティング部門が直面している問題の 1 つは、特に営業担当者が特定の顧客に合わせてマーケティング コンテンツを変更またはリミックスする場合、さまざまなキャンペーンが営業部隊にとってどの程度効果的であったかを判断するのが難しいことです。
シアトルに拠点を置き、営業とマーケティングの連携を管理するプラットフォームを運営するスタートアップ企業Highspotは本日、「Content Genomics」という新機能を発表しました。この機能により、マーケターは組織内の様々なコンテンツを、たとえコンテンツが変更された場合でも追跡できるようになります。同社は、コンテンツを機械学習モデルに入力し、ファイルをテキスト、画像、その他のデータに基づいて構成要素に分解することでこの機能を実現します。
Highspotは、その情報を用いてコンテンツの「DNA」を開発し、追跡できるようにします。これにより、例えば、マーケターは、異なる顧客向けにカスタマイズされた複数のプレゼンテーションにおいて、特定のスライドセットがどのように使用されているかを観察できます。この情報を活用することで、将来のコンテンツをより適切にカスタマイズし、顧客の共感を高めることができます。Highspotの調査によると、マーケティングコンテンツの80%は、使用される前に何らかの形で変更されていることが分かっています。つまり、この機能はマーケターに貴重な洞察をもたらす可能性があるということです。

「このコンテンツゲノム技術により、マーケティング部門は初めて、自社のコンテンツすべてに何が起こっているのか、パフォーマンスは良いのか、そのコンテンツはどれほど効果的なのかを真に理解できるようになりました」と、Highspotの創業者兼CEOであるロバート・ワーベ氏はGeekWireのインタビューで語った。
Highspotのプラットフォームは、営業・マーケティング部門を通じたファイルの追跡を既にサポートしていましたが、この機能により、これまでは不可能だった方法で、複数のファイルにわたって同じコンテンツを追跡することが可能になります。例えば、営業チームとマーケティングチームが共有する数万点ものコンテンツの中で、あるスライドの使用状況を追跡できるようになります。
これは、テクノロジーを活用して営業チームとマーケティングチームの連携を強化するという、同社のより大きなビジョンの一環です。現在、同社はConcur、Booking.com、Parallelsなど100社以上の顧客を抱えています。同社は2012年に設立され、シアトルのMadrona Venture Groupを含む投資家からこれまでに総額1,185万ドルを調達しています。