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マイクロソフト、企業向けにWindows 10を売り込み、Googleを批判

マイクロソフト、企業向けにWindows 10を売り込み、Googleを批判

トッド・ビショップ

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マイクロソフトCEOサティア・ナデラ氏が今朝、ウェブキャストで登壇

マイクロソフトの幹部は今朝、シカゴで開催される同社のIgniteカンファレンスに出席し、ITプロフェッショナルを前にWindows 10を売り込んでいる。彼らは同社の主要顧客であり、次期OSへの弾みをつけ、職場におけるGoogleとAppleの勢いに対抗していく上で、これはマイクロソフトにとって重要な節目となる。

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大きなニュースの一つは、IT部門がソフトウェアアップデートをよりきめ細かく管理できるようにすることで、現在のWindows Updateの問題を解決することを目的とした「Windows Update for Business」という新しいプログラムです。これは、MicrosoftがWindows 10搭載のコンピューター、タブレット、スマートフォン向けに「継続的なアップデート」と呼んでいるアプローチの一環です。

「このレベルの取り組みとサポートは、例えばAndroidとは大きく異なります。Androidの場合、Googleは顧客のデバイスをアップデートする責任を拒否し、エンドユーザーと企業はデバイスを毎日使用するごとにますます危険にさらされることになります」と、マイクロソフトのOS責任者であるテリー・マイヤーソン氏は、新しいWindows Update for Businessプログラムを発表する投稿で述べた。

この発言は、マイクロソフトが長年の主力事業である企業向けテクノロジー市場において、激化する競争に直面していることを如実に物語っています。iOSやAndroidを搭載したタブレットやスマートフォンは、大企業におけるWindowsの優位性を着実に揺るがしつつあります。

カンファレンスの冒頭、マイクロソフト CEO サティア ナデラ氏は、新しい Windows Update により「ナレッジ ワーカーの PC とワークステーションの互換性、セキュリティ、生産性を実現する方法が根本的に変わる」と考えている、と述べた。

マイクロソフトはまた、同社のパーソナルアシスタントCortanaを使用してWindows 10上でビジネスデータをマイニングする方法や、Windows Helloプログラムを使用して従業員が生体認証を使用して素早くサインインする方法も紹介した。

このカンファレンスは、先週開催されたMicrosoftの開発者向けイベント「Build」に続くものです。イベントは現在も開催中で、ライブストリームはこちらでご覧いただけます。