
良いニュースと悪いニュース:M&A活動は鈍化するが、IPOの勢いは増す
ジョン・クック著
IPOは増加傾向にあるものの、M&A取引は減少傾向にある。これは、ダウジョーンズ・ベンチャーソースが本日発表した最新レポートで示された状況だ。ダウジョーンズは第1四半期に91社を追跡調査し、89億ドルで売却された。これは前年同期比で22%の減少となる。IPO件数は依然として比較的小規模だが、ベンチャーキャピタルの支援を受けた11社が上場を果たし、明るい傾向を示している。これは、昨年第1四半期の8社から増加している。
ダウ・ジョーンズ・ベンチャーソースのグローバル調査ディレクター、ジェシカ・カニング氏は、M&A活動の低迷は企業評価額の上昇によって引き起こされていると述べた。
「企業は手元資金を保有し、投資意欲はあるが、取引が成立していない」と彼女は述べた。「買収側は、企業価値の上昇によって、企業が有利な取引とリスクの高い投資の間の微妙な境界線を外れたと感じているのかもしれない。」
シアトル地域ではIPOが停滞している状況が続いています。ナスダックに上場した最後のテクノロジー企業は、昨年春に上場したベルビューのモバイルソフトウェア企業、モトリシティでした。注目のIPO案件も少なく、登録済みの有力候補は見当たりません。
それでも、ここ数か月でシアトルの企業の注目すべき買収がいくつかありました。(AT&T が T-Mobile USA の買収に合意、EMC が Isilon Systems を買収、Walgreens が drugstore.com を買収)。
これらの取引だけでも、シアトル地域のM&A市場は活況を呈しています。次は誰でしょうか?
以下はダウジョーンズのレポートのチャートの一部です。