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AmazonのAlexa音声アシスタントがFireタブレットに登場、EchoやFire TVを超えて拡大

AmazonのAlexa音声アシスタントがFireタブレットに登場、EchoやFire TVを超えて拡大

テイラー・ソパー

amazonalexaevent
アマゾンは今年初めにシアトルで Amazon Alexa 採用イベントを開催した。

Amazon の Alexa が Fire タブレットに搭載され、ユーザーは音声対応の仮想アシスタントにすぐにアクセスできるようになり、同社は iPad 向けの Apple の Siri 仮想アシスタントとより直接的に競合することになる。

Amazon の新しい Fire HD 8。写真は Amazon より。
Amazonの新型Fire HD 8は、Alexa搭載デバイスの1つとなる。写真はAmazonより。

シアトルのテクノロジー大手Amazonは本日、AlexaがFireタブレット4機種(Fire、Fire HD 10、現行のFire HD 8、そして本日発表された新型Fire HD 8)で利用可能になると発表しました。この機能は「今後数ヶ月」以内にソフトウェアアップデートで提供される予定です。

Amazonがタブレットにデジタルアシスタントを搭載するのは今回が初めてです。Alexaは当初、Amazonの人気端末Echoで利用可能で、1年前にはFire TVにも搭載されました。ユーザーは、Wi-Fiに接続されたFireタブレットのホームボタンを長押しすることでAlexaを起動でき、音声アシスタントが質問に答えたり、音楽を再生したり、ニュースを読んだり、ジョークを言ったりなど、様々な操作を行えます。Alexaの回答は、タブレットの画面に表示される情報と連動します。

Amazonは、Echo、Tap、Dot、Fire TV、そしてタブレットといっ​​た自社デバイスに加え、Tribyスマートスピーカーといった他社製ハードウェア製品にもAlexaを徐々に搭載し始めています。AmazonはLenovoと、PCやその他の製品へのAlexa搭載について協議を進めています。Lowe'sやSonosといった企業も、Echoスマートスピーカーを通じて自社デバイスにAlexaを搭載しています。

昨年、AmazonはAlexaを開発者向けに公開し、現在では数万人の開発者がAlexa向けのスキルやプロジェクトに取り組んでいます。Alexaの機能を強化したい開発者は、クラウド上でAlexaと連携するコードを作成できます。Alexaには2,000以上のサードパーティ製スキルがあり、バーチャルアシスタントの機能を拡張しています。

スマートスピーカー市場は、今後4年間で世界規模で3倍以上の55億ドル規模に成長すると予想されています。Microsoft(Cortana)やApple(Siri)といった競合他社も、自社のデジタルアシスタントを可能な限り多くのデバイスに搭載しようとしています。