
NVIDIA、AI搭載の雑草除去農業技術スタートアップCarbon Roboticsに投資
カート・シュロッサー著

シアトルの農業技術スタートアップ企業 Carbon Robotics は、NVIDIA のベンチャーキャピタル部門である NVentures から新たな投資を受け、同社の AI を活用した農業ソリューションを推進する。
調達額は明らかにされていない。Carbon Roboticsはこれまでに8,500万ドルを調達している。
Carbon Roboticsは、AIを活用して畑の植物を検知・識別し、レーザーで雑草を狙い撃ちして除去する「LaserWeeder」を製造しています。この装置は24基のNVIDIAグラフィック・プロセッシング・ユニットを搭載し、1時間あたり470万枚の高解像度画像を処理します。
LaserWeederは1分間に5,000本の雑草を除去でき、農家の雑草管理コストを80%削減しながら、作物の収量と品質を向上させる手段として高く評価されています。このソリューションにより、従来の化学除草剤の使用、手作業、土壌耕作といった作業が不要になります。
「今回の投資とAIの力を活用することで、農家がより生産性、効率性、健康性、収益性が高い未来の農場や食料システムを構築できるよう支援できる」と、カーボン・ロボティクスの創設者兼CEO、ポール・マイケルセル氏はニュースリリースで述べた。
マイケルセル氏は2018年にこのスタートアップ企業を設立した。同氏は以前、アイシロン・システムズの共同設立者で、2010年に同社を22億5000万ドルで売却し、その後ウーバーやフェイスブックで勤務した。
Carbon Robotics は、Aigen、FarmHQ、Pollen Systems、TerraClear などとともに、農業の課題に対処するためにテクノロジーを活用している太平洋岸北西部の数少ないスタートアップ企業の 1 つです。