
PC出荷は6.9%減少し、過去最悪の年を締めくくる
ブレア・ハンリー・フランク著
PC メーカーにとって、2013 年は厳しい年でしたが、2014 年は少し良くなるかもしれません。

ガートナー社の最新レポートによると、2013年第4四半期の世界全体のPC出荷台数は前年同期比で6.9%減少し、調査会社ガートナー社がPC史上最悪の売上減少と呼んでいる年が終わった。
それでも、その雲の中には明るい兆しがある。ガートナーは、先進国市場では PC 市場の衰退が底を打つ時期が近づいていると考えている。
「第4四半期の世界市場におけるPC出荷台数は引き続き減少しましたが、インストールベースの調整が鈍化するにつれ、米国などの市場は底打ちしたとの見方が強まっています」と、ガートナーの主席アナリストである北川美香子氏は同社のレポートで述べています。「タブレットの力強い成長は、新興市場におけるPCの成長に引き続きマイナスの影響を与えています。新興市場では、消費者が最初に接続するのはスマートフォンである可能性が高く、最初のコンピューティングデバイスはタブレットです。その結果、消費者がPCではなくタブレットに乗り換えるため、新興市場におけるPCの普及は鈍化するでしょう。」
しかし、将来は明るい兆しを見せているものの、現状は非常に厳しい。PC売上の落ち込みは米国でさらに顕著で、2012年比で出荷台数は7.5%減少した。
しかし、すべてが不況に陥っているわけではない。Apple、Dell、Lenovoはいずれも2013年第4四半期の米国市場で売上を伸ばし、Appleの売上高は前年比28%以上増加した。各社は、PCとタブレットの両方の機能を持つ「コンバーチブル」ラップトップや、GoogleのChrome OSを搭載したデバイスなど、新しいフォームファクターを試している。Microsoftにとっては大きな不満だが、新製品がタブレットの台頭による売上低迷からの脱却に役立つことを期待している。
PC市場は底を打ったのでしょうか、それともまだ道のりは長いのでしょうか?コメント欄でぜひ教えてください。