Iphone

これらの美しい写真は、iPhone、電灯のスイッチ、へそから出たバクテリアから作られています

これらの美しい写真は、iPhone、電灯のスイッチ、へそから出たバクテリアから作られています

モリー・ブラウン

写真提供:Marcus DeSieno photography
写真提供:Marcus DeSieno photography

日常の不快なものをアートに変えるなんて、どうでしょう?ある写真家が「コスモス」シリーズでまさにそれを実現しました。これは、「目に見えない微細なバクテリアを、はるか遠くの宇宙から拾い集めた画像の写真フィルムに増殖させた」という作品です。

写真家のマーカス・デシエノ氏は綿棒を携帯し、iPhone、トイレの便座、ドアノブ、さらには自身のへそなど、細菌が繁殖しやすい日常の様々な場所でサンプルを採取し、素晴らしい写真を撮影しています。宇宙から撮影した様々な写真のフィルム上で細菌が広がり、変化していく様子は、花火やサンゴ礁、さらには蝶のように見えるなど、素晴らしい光景を作り出します。

「極小のミクロな生命から、ほぼ無限の数の銀河や星々に至るまで、宇宙の計り知れない規模とスペクトルは、人間の論理と理解を超越しています。『コスモス』という言葉は、『秩序あるシステムとして理解される宇宙』と定義されています。しかし、私たちには理解できないほど広大な領域を、どうすれば理解し、論理的なシステムを構築できるのでしょうか?」とデシエノは自身のウェブサイトに記しています。「この作品群は、ミクロな宇宙とマクロな宇宙が融合して一つの芸術作品となるように、宇宙の壮大なスケールを探求しています。」

「モーテルのハート型の温水浴槽で見つかったバクテリアに食べられた渦巻銀河の写真」や「私の唾液で見つかったバクテリアに食べられた星団の写真」などの楽しい説明が付いたこのシリーズをめくってみると、科学がどのようにインスピレーションを与え、芸術を生み出すのかを楽しく知ることができます。