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アマゾンの新オフィスビルがシアトル地域で最も高額な不動産取引の一つとして3億1300万ドルで売却

アマゾンの新オフィスビルがシアトル地域で最も高額な不動産取引の一つとして3億1300万ドルで売却

ナット・レヴィ

アマゾンの新しいベルビュービルのロビー。(GeekWire Photo / Nat Levy)

アマゾンはシアトル本社からワシントン湖を挟んだ反対側の新しい大きなオフィスビルに移転したばかりで、ワシントン州ベルビューのダウンタウンにあるタワーの所有者は利益を上げている。

シュニッツァー・ウェストは今週、アマゾンに全面リースされていた16階建て、35万6909平方フィートのオフィスビル「センター425」を3億1300万ドルで売却したと発表した。売却先はニューヨークの不動産会社、トライスター・キャピタルとRFRホールディングスだ。

ワシントン州ベルビューのダウンタウンにあるセンター425ビル(マイケル・ウォルムズリー撮影)

この取引は、アマゾンが開発業者にとってどれほど大きな恩恵をもたらすかを浮き彫りにしています。大規模な不動産取引の価値を比較する最良の方法の一つは、平方フィートあたりの価格です。そしてこの建物は1平方フィートあたり877ドルで売却され、この地域史上最高額の一つとなりました。

「テクノロジー大手のアマゾンとマイクロソフトがシアトル本社にそれぞれ1,000万平方フィート以上のスペースを占有し、フェイスブックとグーグルもHQ2キャンパスをシアトルに構えていることから、当社はシアトルでの事業展開を拡大し続けます」と、トライスター・キャピタルの社長であるデビッド・エデルスタイン氏はプレスリリースで述べています。「シアトルは自然豊かなライフスタイルの魅力と比類のない優秀な人材の供給源を有しており、商業施設と住宅の需要において、今後も国内のほとんどの都市を上回っていくと確信しています。」

この取引により、トライスターとRFRは過去1年間で4棟のオフィスビル(総面積130万平方フィート)に11億ドル以上を投じました。これらのビルはすべて大手IT企業が入居しています。センター425を含む3棟はアマゾンが入居しています。もう1棟はFacebookの新しいデクスターステーションビルです。  

ベルビューへのアマゾンの新たな進出は、近年建設中の未賃貸オフィス物件数件と、エクスペディアのシアトルへの撤退が迫る中で苦境に立たされていた同市にとって大きな勝利となる。シアトルとワシントン湖東岸に拠点を構える企業は増え続けており、アマゾンもそのリストに加わることになる。グーグル、タブロー・ソフトウェアなど、シアトルとベルビュー間の通勤がますます困難になる中、地域内の人材獲得を目指している企業も増えている。

Amazonデバイス、Amazon Web Services、Amazon Alexa、Lab126ハードウェアエンジニアリングユニットなど、様々なチームがオフィスで働いています。特にAlexaはオフィスの重点分野となっているようで、Amazonの求人サイトに掲載されているベルビューオフィスの求人77件のうち16件にAlexaの記載があります。Amazonは先月、全社で5,000人以上がAlexaに携わっており、Alexaに特化した様々なチームでさらに約1,100の求人があると発表しました。