
9月の退社:元パワーセットCEOバーニー・ペル氏らがマイクロソフトを退社
ジョン・クック著

マイクロソフト社員が新たな機会を求める時期がやってきました。そして今週最も注目すべき退社は、おそらくPowersetの元CEOで、かつてBingの開発マネージャーを務めたバーニー・ペル氏の退社でしょう。彼は「フルタイムのエンジェル投資家兼パラレルアントレプレナー」として復帰するとツイートしました。
ペル氏の退任は、マイクロソフトがサンフランシスコに拠点を置くパワーセット社を1億ドルとも言われる価格で買収してからほぼ3年後に起こった。
ペル氏がシアトル地域で起業やエンジェル投資家としての活動を続けるかどうかは不明だ。しかし、彼は起業家のナヴィーン・ジェイン氏と共に月探査会社ムーン・エクスプレスの取締役を務めており、シアトル地域との繋がりは確かにある。
一方、ReadWriteWebは、ZuneHD事業開発責任者のデイブ・マクラウクラン氏とWindows 7ゲームプロジェクトマネージャーのルチット・ガーグ氏も退社を発表したと報じている。「企業には人が出入りするのは当たり前だが、マイクロソフトから3人もの著名な人物が1日に退社するのは、本当に気が滅入る」とReadWriteWebのマーシャル・カークパトリック氏は記している。「優秀な人材が巨大企業を去るということは、彼らがどこか別の場所で何か新しく素晴らしいものを生み出してくれることを願う」
また、ザ・レジスター紙は「マイクロソフトからの管理職の流出が進んでいる」と指摘し、テクノロジー記者のメアリー・ジョー・フォーリー氏はこれをマイクロソフトの「回転ドア」と呼んでいる。
最近のパネルディスカッションで、シアトルの起業家デイブ・シャッペルは、9月にマイクロソフトから人材流出が起こるだろうと予測した。
「9月15日が近づいています。毎年マイクロソフトから大勢の社員が去る日です。ボーナスは決まり、現金も手に入ります」と、シアトルを拠点とするティーチストリートを運営するシャッペル氏は語った。「スタートアップ企業、フェイスブック、グーグル、アマゾンなど、私たちは皆、この退職層から人材を採用する準備ができています。だからこそ、(シリコンバレーの企業が)ここにいるのです。」