
写真:アマゾン初の「プライムエア」貨物機がシアトルのシーフェア航空ショーで注目を集める
アラン・ボイル著

アマゾンのブランド初の貨物ジェット機が本日、シアトルのボーイング・シーフェア航空ショーで日中デビューを果たしたが、その前にショーのアナウンサー、マーク・クリストファーがちょっとしたドラマを巻き起こしていた。
プログラムが始まると、クリストファーは北から近づいてくる白い点に何百人もの観客の注目を向けた。「普通のジェット機のように見えますが、これは歴史に残る出来事です」と彼は語った。
その後、シーフェアのファンたちがボーイング767-300ジェット機の側面にあるPrime Airの文字と尾翼に描かれたAmazonのスマイルのロゴを判読する中、アナウンサーが正式な紹介を行った。
「アマゾンワンが初めて飛ぶんだ!」飛行機がワシントン湖の上空わずか500フィートをブンブン飛び去る時、クリストファーは大声で叫んだ。



アマゾンは数時間前に記者団に飛行機のプレビューを公開し、秘密を漏らしてしまったが、クリストファー氏はGeekWireに対し、シーフェアの観客のミステリー感を高めるのに自分の役割を果たしたと語った。彼自身も、48時間前まで「スペシャルゲスト・フライオーバー」が何なのか知らなかったという。
「要するに、彼らは『何か大きなことが起こる…金曜日までに台本を受け取る準備をしておいて』と言っていた」と彼は思い出す。
前回:アマゾンが初の「プライムエア」貨物ジェット機を披露
Amazon Oneは、Amazonが荷物配送ネットワークを強化するためにリースする40機の航空機のうちの1機となる。
オハイオ州に拠点を置くエア・トランスポート・サービス・グループとのリース・運航契約に基づき、既に10機の航空機が数ヶ月にわたりAmazonの貨物輸送に使用されている。しかし、この11機目の航空機は、ニューヨークに拠点を置くアトラス・エアがAmazonに代わって運航する初の航空機であり、Amazonの特注機に塗装された初の航空機となる。
飛行機はシーフェアの観客の上空を2回飛行し、コックピットにはアトラス航空の共同機長であるスコット・ウェルティ氏とクリス・アニニ氏が搭乗していた。2人の飛行経験は合わせて4万6000時間にも及ぶ。
Amazon Oneは、シアトル地域の空港の出入りを監視する「飛行機スポッター」に秘密が漏れるのを避けるため、水曜日早朝、塗装が行われたニューヨーク工場からボーイング・フィールドへ夜空に紛れて飛行した。本日の一般公開までボーイングの格納庫に隠されていたため、この飛行の様子はソーシャルメディア上でいつも以上に大きな反響を呼んだ。
https://twitter.com/SeafairFestival/status/761658967923695617
https://twitter.com/aussieshed/status/761678702958645249
22年前の767にこんなに多くの人が興奮しているのを見たことがない。よくやった #AmazonOne
— ショーン(@Hashtag_Cyclone)2016年8月5日
Amazon Oneは、土曜日と日曜日の午後1時15分頃(太平洋標準時)、ブルーエンジェルスが空中ステージに上がる直前に、シーフェアに再登場する予定です。その後、Prime Airの配送機群に加わります。最終的には、Amazonの配送ジェット機はすべて同じ塗装になる予定ですが、Amazon Oneは1機のみとなります。