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ジェフ・ベゾスがテキサス州で1万年時計の設置が進む様子を紹介

ジェフ・ベゾスがテキサス州で1万年時計の設置が進む様子を紹介

アラン・ボイル

1万年時計
テキサス州の地下室に、作業員が1万年時計の部品を設置している。(ジェフ・ベゾス、Instagramより)

アマゾンの億万長者ジェフ・ベゾス氏は、ブルーオリジンの宇宙事業と同じくらい突飛な4200万ドル規模のプロジェクトである「1万年時計」の設置開始を強調している。

本日、ベゾス氏はツイッターとインスタグラムに、作業員たちが西テキサスの山奥でスチームパンク風の歯車とスプロケットの組み立てを行っている様子を映したタイムラプス動画を投稿した。

設置が始まりました。高さ500フィート、全自動、昼夜の熱サイクルで駆動、太陽の正午に同期する、長期的な思考の象徴とも言える#10000YearClock。ダニー・ヒリス、ザンダー・ローズ、そしてClockチーム全員の才能のおかげで、完成に近づいています!動画をお楽しみください。pic.twitter.com/FYIyaUIbdJ

— ジェフ・ベゾス(@JeffBezos)2018年2月20日

このプロジェクトは、長期的な思考を育み、人類に将来の世代のための宇宙的スケール感を与える時計を創り出すというビジョンを掲げて、1996年にロング・ナウ財団を設立したエンジニア兼発明家のダニー・ヒリス氏の発案によるものです。

「1年に一度時を刻む時計を作りたい」とヒリスは書いている。「100年ごとに1世紀が進み、カッコウは千年紀に現れる。これから1万年、カッコウが千年紀ごとに現れるようにしたい」

ベゾス氏はこのアイデアに感銘を受け、プロジェクトに資金を提供し、土地を提供することに同意した。

「この時計の寿命が尽きるまで、アメリカ合衆国は存在しなくなるでしょう」とベゾスは2011年にWired誌に語った。「文明全体が興亡を繰り返すでしょう。新たな政治体制が生まれるでしょう。私たちがこの時計を通過させようとしている世界を、誰も想像できないでしょう。」

シアトル在住のSF作家ニール・スティーブンソンは、2008年の小説『アナセム』の中で、修道会に相当する組織が管理する、千年周期の時計というアイデアを取り上げている。(スティーブンソンはロング・ナウ時計プロジェクトにもアイデアを提供し、ブルー・オリジンの創業初期に同社で働いていた。)

テキサス州への設置に加え、ネバダ州にも2つ目の時計を設置する計画が進行中です。時計部品の加工作業の一部はシアトルで行われています。

正確な完成日はありませんが、10,000 年のスケールで考えると、わずか 1 世紀のうちに最初の時計が完成すれば十分かもしれません。