
チャットアプリ「Line」がマイクロソフトから音楽ストリーミングサービス「MixRadio」を買収
ブレア・ハンリー・フランク著
マイクロソフトは、ストリーミングサービス「MixRadio」を、日本発の人気メッセージアプリ「LINE」に売却した。両社は本日、この取引を発表したが、買収の金銭的条件はいずれも明らかにしていない。
マイクロソフトがノキアのデバイス&サービス部門を買収した際にMixRadioを買収したことを考えれば、これは驚くようなニュースではない。ノキアは既に独自のXbox Musicサブスクリプションストリーミングサービスを展開しており、今年初めに流出したマイクロソフトのメモには、MixRadioが売却対象であることが記されていた。MixRadioもまた、ノキアのHEREマップ部門が今年初めに独立会社として分離したため、フィンランド企業のソフトウェア製品としてはマイクロソフト傘下では継続されない。
WhatsAppやKikといったアプリと並んで急成長中のチャットアプリ業界のリーダーであるLINEは、今年初めに独自のLINE Musicサービスを開始しました。MixRadioは英国ブリストルに本社を置く独自のサービスとして存続し、Lumiaスマートフォンユーザー向けに引き続きサービスを提供します。
2014年はストリーミング音楽企業にとって大きな年だった。Appleは6月にBeatsを30億ドルで買収し、Googleは先月YouTubeをベースにした新たな音楽ストリーミングサービスを開始したばかりで、AmazonはPrimeサブスクリプションプログラムの会員向けに新たなPrime Musicサービスを開始した。
取引は2015年に完了する予定だ。