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マイクロソフトがMacとiOS向けのOneNoteに新機能を追加

マイクロソフトがMacとiOS向けのOneNoteに新機能を追加

ブレア・ハンリー・フランク

ワンノート

Microsoft は本日、Apple のモバイルおよびデスクトップ プラットフォーム上の OneNote のバージョンを更新し、iOS および OS X ユーザーにとってより魅力的なメモ作成ソフトウェアとなるよう設計されたいくつかの新機能を追加しました。

iOS版OneNoteでは、AppleのTouch ID指紋認証スキャナーを使ってノートブック内の特定のセクションのロックを解除できるようになりました。これにより、毎回パスワードを入力する必要がなくなります。この新機能にはiOS 8が必要ですが、これにより開発者はTouch IDを認証方法として利用できるようになります。Macユーザーも本日のアップデートでパスワード保護されたセクションを作成できるようになりました。これはこれまで不可能でした。

アイクラウド

さらに、Microsoft が iOS 8 で新しいドキュメント ピッカー機能を採用したことにより、さまざまなクラウド サービスに保存したファイルを OneNote に取り込むことができるようになりました。ユーザーは、Microsoft の OneDrive、Apple の iCloud Drive、Dropbox など、ドキュメント プロバイダーとして指定されているあらゆるサービスからファイルをノートブックに取り込むことができます。

これはOneNoteユーザーにとって重要なニュースです。Microsoftはこれまで、自社のクラウドストレージサービスであるOneDriveへのファイル保存を推奨してきました。より幅広いストレージプロバイダーへの対応により、OneDriveを使いたくないユーザーにとってもOneNoteは便利になります。さらに、この機能がiOS版Microsoft Officeスイートにも拡張されれば、Boxなどのサービスを利用して、Microsoftのモバイル生産性エコシステム全体にドキュメントを提供することも可能になるでしょう。

OneNote for Macユーザーも、SharePoint Serverに保存されているノートブックのサポートにより、より使いやすくなりました。企業はMacユーザーがこれらのノートブックに接続できるように設定できますが、この機能を使用するには有効なOffice 365サブスクリプションが必要です。